いじめる、いじめられる心理を分析した研究結果は?親と子の絆が原因だった!

今回紹介するのは、いじめとPTSDと親との係わりについて。

このブログは、医学と健康に関して後悔しないような選択肢をとってもらうために、 科学的根拠の高い論文などを紹介し、それをどう使っていくべきなのか?を私が解説・提案していくブログです。


私はいじめられたことがある経験者なので、紹介する論文の内容を読んでそうだったのか~と自分の子育ての注意点を知ることができました。

ギリシャの都市部の学校から8~17歳の子供433人を対象にしたものでした。

調査はアンケートにて行われ、いじめの経験や心的なストレス、親の関わり方などをそれぞれのスケールに合わせて調査していました。

アンケートの結果から23.5%は昨年に1度いじめを経験した

3.2%は週に1度以上の高頻度のいじめを経験した

1.4%はそれ以上の頻度の高いいじめを経験した

8.8%は過去に1,2度のいじめを経験したとの回答がありました。

口頭でのいじめを中心とした体験談を多く報告されていたようです。

そして、16.9%は学校や教師にいじめを報告したことがなく、
9.5%は親に報告をしたことがないということ。

18%の報告では教師がいじめに気付いていない、8.1%はいじめを見ても止めようとしない、いじめられている現場を目撃しても96.1%の友達は見て見ぬふりをしていると、
かなり現実味のある数値が報告されています。

自分の過去の経験だと、自己バイアスが多少なりともあると思いますがこの結果と同じような経験をしています。


トラウマに関しては46.2%もあの時起こった辛いことを思い出す。とのこと。
40%はそれを忘れようとし、38.1%はまたその辛いことを経験するのでは?とおびえることもあるようです。


ここまでは大分端折っていますが、これらのいじめやトラウマと親との関係が興味深かったです。

まず父と母と子は相互で関係性が理想とされる(子供の自立性を促進できる)関わりを持つことができていると、いじめの加害者となる可能性が減少することとの関係性がわかりました。

一般的に家庭環境が悪くあると、子供がグレるように言われますが
この研究からでは親と子の関係が希薄、過保護であっても子供がいじめを行う加害者側となり得ることが結果から示唆されていました。

加害者となると書きましたが、被害者という点でも共通するようですが。

双方のバランスがとれないようであれば、どちらかがそのバランスを補うことでも回避できる問題というように言われているこの結果からは、言われています。


結果的には

・母親が過保護だと子供の自立性の成長を妨げ、いじめの被害者となる可能性も高まる。

・母親が関わらなさすぎると、いじめの加害者となる可能性が高まる。

・父親が過保護だと心的外傷の可能性を高め、関わり合い方で双方が攻撃的だと子供が社会に対しても攻撃的になりやすいということ。

この研究は親との絆を調査しているものでしたので、学校や職場がどう、という問題は置いといてという結論でしたが、結構納得できる部分もありました。


私自身もあぁ~当てはまるな~ということがあったのですが心理学や医療を通じて自分の足りなさなどを痛感している今もあります。

さらに研究者たちはこういった心的な被害にあった人達へ提案する方法としては、
読書や絵画、音楽、芸術を介入として選択することがケアを行う上で適切かと思うとのこと。

いじめは単に本人たちが起こすきっかけかもしれませんが、根本的な原因としては親子間の問題というようにこの研究では示唆されていました。


論文の内容を全文読みたい方はコチラから(R)