部下や従業員をまとめるなら、心理学的にこうやってみたら?という研究。

今回紹介するのは、プロジェクトやチームのリーダーについてです。

このブログは、医学と健康に関して後悔しないような選択肢をとってもらうために、 科学的根拠の高い論文などを紹介し、それをどう使っていくべきなのか?を私が解説・提案していくブログです。

リーダーになる条件とは何でしょうか?

急に自己啓発的な始まりになりましたがそういったものではなく、
医療現場などでチームを組む場合、チームリーダーという存在が不可欠になります。

医療現場でチームを編成する際は、目的の症例や患者に対して組まれることもあり、
理由が明確であり、役割がはっきりしていることもあるため、そんなに不満はでないこともあるのかと思われます。

チームに必要な役割分担についてはコチラの記事をご覧ください

そんな場合以外で編成されるチームにおいてリーダーシップを発揮しなければ、
チームに組み込まれているメンバー、論文ではフォロワーと表現されています。

このフォロワーの信頼をえることが、リーダーシップを発揮するためには必要なのですが、どういった条件が揃うと良いリーダーシップが発揮できる、良いチームを作ることができるのか?のヒントとなる論文の研究結果を紹介致します。

研究はバレンシア大学で行われたもので、240人の学生を対象としていました。

実験方法や結論の一部については、へぇ~となるぐらいでしたので、
使える!と思った部分を抜粋して記述致します。

まずチームを作る時に必要な条件としては、感情的なフォロワーの獲得だそうです。

この研究では感情的知性とも表現されていましたが、利他主義、良心のある、社会貢献をしているなどの行動を行っている、そう感じれる人を想像すると良いかと。

こういった人達を何人確保できるのかが、良いチームを揃えるためには必須条件だそうです。


このことに関しては、経験上でもすごく大事なことだと思います。

表現を変えると熱い人、情熱的な、おせっかいな人みたいな傾向が当てはまるのかと。


そして、リーダーシップをとれる人の必須条件としては、
感情を読み取って、理解し管理することができるということだそうです。

これらのことが行える人は、フォロワーの感情を読み取ることができるため、フォロワーからの信頼を構築するための必須条件だとか。



では、こういった条件でチームを作りました。
そんな時に上手くいかないこともあります。

そうなったときのリーダーの行動としては、
計算されているリスク管理をするよりは、フォロワーの感情や他人の意図に期待するなどを発言に取り入れたり行動に移すときの前提とすることが良いとされています。

その理由は、計算されているものが失敗したとして、その失敗には計算された計画の不確実性やまた計画をやり直すということが、フォロワーの信頼感を下げるきっかけとなるからです。

自分でもやってみてわかるのですが、計算しても計画というものは何かが起こり予定通りにはいかないものです。

そして、頑なに自分の作った計画は成功するものと妄信していることもありました。

そんな姿に周囲は冷たい目で見ていてくれていたということですね。

そんな時に感情を読み取る能力が低い人だと、周りの反応が否定的なものと捉えるようになり、逆に高い人は肯定的に捉えることができるようです。


では、感情を読み取る能力はどうやって高まるのか?

論文内では、高い傾向のあった人は自己効力感が高いということがわかっていました。


では、実際に論文の結論からどのようにリーダーシップを発揮していると心理的に有利に働くのか?というものを紹介します。


1.組織には感情の高いフォロワーと低いフォロワーがいます。
 いかにフォロワーの感情修復を取り繕ったり、目標設定を明確にしても
 感情の低いフォロワーの反応は変わらないままで、リーダーに対する不信感は募る一方だったということ。


2.時間が経過し、フォロワーとの距離も近づいてきました。
 そこでリーダーはフォロワーの感情のレベルに応じた目標設定をすることにしました。
 
 このような目標を設定してもフォロワーの肯定的、批判的な反応は変わらないということでした。


これらの方法でも感情が低い人たちには効果が薄かったようです。


では研究者たちが提案していたのはこういった方法です。

・感情の高い、低いに関わらずリーダーとの信頼感を取り繕う一番の手段は、
 個人同士での関係性とのこと

・目標設定は、定義に基づいたものにする。
 そうすると感情の低いフォロワーも参加してくれやすくなるとのこと。


結論この2点を手段の1つとして取り組んで頂いては如何かと思います。

後は、この研究では性格が影響することを取り上げており、
目標設定やリーダーについてくる、来ないなどを判断することに1つ行っていたほうが良いテストが「ビッグ・ファイブ」という心理的な性格診断です。

これらの結果から、どういった傾向にあるのかが把握できると各々に対する支持も明確になるよ。とのこと。


まとめますと、

リーダーになるなら、自己効力感を高める。
チームのメンバーにはビッグファイブテストを実施する。


私はこれをやったことがありますが、結構効果がありおススメです。
是非お試しあれで。

論文を全文読みたい方はコチラから(R)