薬剤師が調剤以外で患者に係わる利点とは?

今回紹介するのは、薬剤師が調薬以外の介入で健康への寄与ができるのか?という研究を紹介します。

このブログは、医学と健康に関して後悔しないような選択肢をとってもらうために、 科学的根拠の高い論文などを紹介し、それをどう使っていくべきなのか?を私が解説・提案していくブログです。


伝統的な薬剤師の役割は薬を準備し調剤することです。

患者は自分の薬を正しく使用することを確実にし、
患者が薬関連の問題を抱えた時は助け、健康情報を与えることが今では期待されています。 

研究は、中所得国の外来部門、地域薬局、または一次医療センターで行われました。

11件の研究で、薬剤師は喘息や糖尿病などの慢性疾患患者に教育とカウンセリングを行いました。
薬剤師が患者に自分の薬を適切に使用する方法と、
薬の副作用についての情報を提供し、彼らが薬の問題を特定し解決するのを助けました。

そして患者に病気についての情報と自己管理と健康的なライフスタイルの重要性についてのアドバイスを与えました。

これらのサービスを受けた患者は、
教育やカウンセリングなしで通常の薬剤師サービスを受けた患者と比較されました。

ある研究では、薬剤師は喘息の子供の世話について一般開業医(GP)に教訓を与えることができました。

これらのGPは、通常の薬剤師サービスを受けているGPと比較されました。

薬剤師が提供するサービスと他の医療従事者が提供するサービスを比較した研究は見つかりませんでした。


薬剤師が慢性疾患の患者に教育とカウンセリングをするとき:

・血圧レベルやグルコースレベルなどの健康上の結果にわずかな改善が見られることがあります(質の低い証拠)。

・患者は医療サービスの利用を減らすことができます(たとえば、医師の診察回数を減らし、入院回数を減らすなど)(質の低い証拠)。

・患者はおそらく生活の質のわずかな改善を経験する(適度な質の証拠)。

・患者さんの投薬コストが低くなる可能性があります(質の低い証拠)。

・彼らの患者は、わずかに少ない喘息症状(低品質の証拠)を経験するかもしれません。


Pande S、Hiller JE、Nkansah N、Bero L.中低所得国における薬剤治療提供の非調剤サービスが患者の転帰、医療サービスの利用およびコストに及ぼす影響。系統的レビューのコクランデータベース2013年第2号。番号:CD010398。DOI:10.1002 / 14651858.CD010398。


薬剤師が通常とは異なる形で介入すると生活の質を中心として利点となることはあります。

ただ、この研究結果から実践へと行う場合に留意することと言えば、患者への質問を繰り返してしまい、患者から確固たる情報が得られなくなることへの懸念です。

もしかすると、心配性やコミュニケーションが前向きな患者は好んで相談に応じてくれるかもしれません。

あくまでも私自身の意見としては、総合病院や個人院でも同じですが、
受付に症状の説明をします、看護師に同じような説明をします、医師にも同じように説明をします、薬剤師にも同じように説明をします。

となれば4度も同じことを話さなければなりません。

正直面倒で仕方ありません。

問診票に書いていることを質問されるならまだしも、問診票に書いていることを改めて聞きなおし、問診票に書いた通りを喋ることもあります。

あれって非効率では?と思っています。

勝手に妄想していることとすれば、


1.電子デバイスで問診票を入力します。

2.病院内などを回る時はデバイスで入力した問診票にQRコードなどがあり、
 医療関係者はそれを読み取ることで、情報を閲覧でき追加入力することができます。

3.処方箋にも公開できる範囲で情報を読み取れるようにし、調剤薬局などで状況を閲覧できます。


入力外の情報を質問されるならば、我慢しますのでこういった形式でやって頂くと
私なりのストレスが緩和できる・・・


とまぁ私の話はここまでで。


というわけで論文の結果からは、薬剤師が通常とは別の関わり方をすることは患者のためになるということがわかりました。