心のケアが必要な期間は?24,308人から分かった目安は。


多くの人がうつ病や不安に苦しんでいます。


これらの問題は人々を悲しく、怖くそして自殺さえさえさせることがあり、
そして彼らの仕事、彼らの関係及び彼らの生活の質に影響を与えることがあります。

鬱病および不安は個人的、財政的、社会的または健康上の問題のために起こり得るものです。


治療方法


「共同治療」はうつ病や不安を治療するための革新的な方法です。
それは彼らが彼らの問題を克服するのを助けるために患者と協力している多くの医療専門家を含みます。

共同治療には、医師、症例管理者(うつ病や不安症の訓練を受けた人)、精神科医などのメンタルヘルスの専門家が関与します。

症例管理者は、本人と定期的に連絡を取り、医師や専門家と一緒にケアを企画します。

症例管理者は、薬物療法の支援、または患者がより良くなるのを助けるための「会話療法」へのアクセスを提供することができます。

共同治療は、多くの国の患者と医療制度でテストされていますが、それがうつ病や不安のある人に推奨されるべきかどうかは明らかではありません。

ではこの共同治療とは何なのでしょうか?

通常であれば1つの症状に対して、1専門医が対応することがほとんどです。

共同治療というのは、医療の中でチームを組み多種にわたる専門家で構成したチームで治療に臨むことを言います。

例えば、身体的疲労度が高い職場などでは、身体面から精神面と障害が起きやすいため、
多方面から治療介入することで、問題の解決が早まるようなことです。

研究の内容は?

・この論文では、世界中で24,308人の患者を含む79件のランダム化比較試験(90件の比較)が、うつ病や不安に対する共同治療と日常的な治療または代替治療(相談窓口など)とを比較しています。

・いくつかの研究では方法に問題がありました。
 例えば、患者を共同治療または日常的な治療に割り当てるために使用される方法は、常に偏りがないわけではなく、多くの患者はフォローアップを完了したり、結果についての情報を提供したりしませんでした。

・ほとんどの研究はうつ病に焦点を当てており、
結果としてうつ病を改善する上で、共同治療が日常的な治療より優れていることを示唆しています。期間は最大2年間要していたようです。

・少数の研究で不安に対する共同治療の効果が検討されており、
不安を改善する上で共同治療が通常の治療よりも優れているという証拠が示唆されています。これも最大2年間の介入となっていました。

・共同治療は、現在のガイダンスに沿って薬を使用している患者数を増加させ、
精神衛生関連の生活の質を向上させることができます。
共同治療で治療されているうつ病や不安のある患者も治療に満足しています。


レビューアのコメントです。

共同治療は、通常の治療と比較して鬱病および不安の転帰の有意な改善と関連しており、鬱病および不安を有する成人患者にとって臨床経路への有用な追加を表す。

アーチャーJ、バウアーP、ギルボディS、ラヴェルK、リチャーズD、ギャスクL、ディケンズC、コベントリーP.うつ病や不安の問題のための共同治療。系統的レビューのコクランデータベース2012年第10号。番号:CD006525。DOI:10.1002 / 14651858.CD006525.pub2。 

まとめ

罹患数が増加しているこれらの心的ストレスが起因になり発症する症状ですが、
治療には日数が必要とされることは既知の方も多いかと思われます。

論文にある共同治療という最良の方法かと思われるものでも、
最大で2年を要しているため、根気強く治療に臨まないといけません。

短期的な休養でも多少は改善されるかと思いますが、
必要な対策を講じないと再発する場合も考えられます。

外見からは判り辛い症状ですので、症状と治療期間に対する理解は必要かと思いました。

知らなかったら1~2か月で全快するんじゃね?とか思うこともありそうですが、
実際はそんな簡単な問題でもないかと。

神経症的傾向が強い方は、メンタルを鍛えたりリラックスできる施策を。