2674人で検証されたの急性腰痛に対して行われる手技療法の効果は?

今回は急性腰痛に対する手技療法について


この論文で学べる内容は、手技を実践している医療従事者かセラピストに限るかと思われますが、こういった手技療法で得られる結果は非常に参考になりました。

まず、急性腰痛とは疼痛を感じ始め数日から1週間ぐらいまでの間で感じている腰痛のことです。

この腰痛が中々に厄介なもので、日常生活にかなり支障をきたすほど。

対処の方法は個人で好みがあったりすると思われますが、
どうやって対処なさっていますか?

私の場合は疼痛の度合いによっては鎮痛剤と温熱療法など。


では研究の結論を紹介します。


研究の内容は?

2012年のコクランレビューより。

20件のRCT(参加者総数= 2674人)を特定し、そのうち12件(60%)は前回のレビューには含まれていなかった。

サンプルサイズは36から323の範囲でした。(中央値(IQR)= 108(61から189))

合計で6件の試験(全対象試験の30%)でRoBが低かった。

多くても、比較、結果、および時間間隔ごとに3つのRCTを識別できます。

したがって、データ量を堅牢なものと見なすべきではありません。

一般的に、主な結果については、不活発な介入と比較した場合、偽の※SMTと比較した場合、または別の介入を追加した場合とで、SMTの効果に差がないことを示唆する低品質から低品質の証拠があります。
※脊椎操作法

他の介入と比較した場合、SMTに対する効果に差がないことを示唆する証拠の質は非常に低いものから中程度まで様々であった。

SMTが鎮痛作用に対して鎮痛作用に及ぼす有意で短期間で臨床的に妥当な短期間の影響を示す1つの試験からの質の低い証拠、および短期間で臨床的に妥当な程度の有意な短期間の効果を示します。

一般に、横臥型および仰臥位のスラストSMT技術は、疼痛、機能的状態、および回復の結果に関して、非スラストSMT技術と比較した場合に短期間の有意差を示しました。


結論は?

SMTは、腰痛が激しい参加者には、不活発な介入、偽のSMT、または別の介入に追加されたときよりも効果的ではありません。SMTも他の推奨される治療法よりも良くないようです。私たちの評価は、比較、結果、および時間間隔ごとの少数の研究によって制限されます。
したがって、将来の研究はこれらの見積もりに重要な影響を与える可能性があります。
SMTのために患者を紹介するという決定は、費用、患者と医療提供者の好み、そして他の治療選択肢と比較したSMTの相対的な安全性に基づくべきです。将来のRCTは特定のサブグループを検討し、経済的評価を含めるべきである。

まとめ 

脊椎操作法はセラピストや医療従事者によって実践される方法のつですが、
日本国内の話では、恐らくセラピストのみが実践している方法かと思われます。

そして、これらの操作法の結論は上記にある通りで、他の方法と比較しても支持されるものではなかったようです。

しかし、患者の好みによってはこの手技療法が好まれることもあるのかと思うと、
この方法を止めるべきだとは言えません。

研究でも見られました通り中には、利益となる効果が得られていることもあるからです。

こうした手技療法などでは、実践するセラピストの腕。ということで結論が変わることもあるのかもしれませんが、手法自体に利益があるのかを考える必要はあります。

Rubinstein SM、Terwee CB、Assendelft WJJ、de Boer MR、van Tulder MW。急性腰痛に対する脊椎手術療法 系統的レビューのコクランデータベース2012年第9号。番号:CD008880。DOI:10.1002 / 14651858.CD008880.pub2。