外来を訪れた871人の身体的特徴とは?

今回は診療所に訪れる患者の傾向について。


まず、身体化について。

身体化は、身体的要因の有無にかかわらず、心理的要因によって生じます。

重度の疼痛および他の障害を有する疾患は、
いわゆる医学的に原因不明の症状(MUS)を示し、
MUS患者の特徴はほとんど説明されていません。

紹介する論文では、日本の大学病院で治療された一連の新しい体型化患者の特徴について考察しているものです。


研究の内容は?


2015年1月から12月の間に東邦大学大森医療センターの心身医学科を新たに訪問した871人の患者を対象にしています。

学歴、学歴、主訴、診療所への訪問理由、診断、症状、紹介状の有無、診察時の配偶者の有無などを評価した。


結論


研究した患者のうち、68%が体細胞化を患っています。

それらのうち、11%が機能的身体症状(FSS)の定義を満たし、
74%が気分障害または不安障害に関連する体化を示しています。

消化器系の症状は33%、
頭痛は24%、
異常な感覚は21%で報告されています。

体格化症状と最初の訪問後の患者の学歴、配偶者歴、または病歴との間に相関は見られませんが、体化と医師から紹介された患者の間には正の相関p <0.05)が見られた。

まとめ

論文の著者は

年齢や性別に関係なく、体化を受けた研究対象患者の多くは、他の病院の医師から紹介を受けました。
診断や治療が困難な多くの患者は日本の大学病院の心身医学部に紹介されているので、これらの病院は効果的な心理的治療と徹底的な健康診断を行うことによって誤診を防ぐために大きな責任を負わなければならない。

ということでした。


この研究から読み取れることと言えば、

・医師が心理的な知識が乏しい場合「原因不明」という診断が下ることがある。

・患者の訴えの一部は心理的要因から考えられる。

ということです。


別の記事にも書いている内容で、器質的なものから疑い機能的なものを疑います。
そして、心理的要因も考察しなければなりません。

これらは、「知らなければ」その症状を疑うこともありません。

これらから、何を学び、何を気を付けて応対すれば良い診断ができるのか?

というヒントが散りばめられています。


個人的な感想としては、これらができていない医師は多いですが。


中村裕、竹内T、橋本K、橋詰M。日本の心身医学診療所で治療された身体化症状のある外来患者の臨床像。バイオサイコソックMed2017; 11:16 公開2017年6月28日doi:10.1186 / s13030-017-0104-x