【心理学】短期記憶をブーストするヒント

今回は短期記憶を強化する介入について

短期記憶を増強する手段は色々とあるなか、コレってものに出会ったことがない気がする私がいます。

資格試験の受験中に知りたかったテクニックを心理学的に分析している論文の結論を紹介します。

研究の内容は?

18歳から35歳までの英語を話す成人80人が、医学研究評議会認知および脳科学ユニット(CBU)ボランティアパネルから募集されました。

参加者は時間と旅費の支払いを受けました。
この研究は、ケンブリッジ大学心理学研究倫理委員会によって承認されたものです。

以下の介入によって比較検討されています。

・表示桁数
・音声桁スパン
・レタースパン
・サークルスパン
・パターンスパン
・色変化検出

結論は?

どの介入方法でも短期記憶能力を増幅させることが出来ました。

記憶の増加量は13%以上となり、最も介入効果のあった方法は「色変化検出」というもの。

実際にどういうことが行われたのか?を紹介します。


色変化検出

この手順はLuck and Vogel(1997が使用したものに基づいています。
参加者は、250ミリ秒間提示された3から23色の正方形を含む配列を見ました。
正方形の色は、7つの容易に識別可能な色のセットから置換して無作為に選択された。
正方形(38ピクセル)の位置はランダムであり、117ピクセルの最小距離が正方形の中心を隔てるべきであるという制約を受ける。


ブランク保持期間1,000 msの後、プローブディスプレイが500 ms表示され、
プローブは、前のアレイを繰り返すことによって構築された。

プローブの正方形となるようにランダムに選択された1つの正方形を用いた。プローブ四角形の色は、最初の表示と同じままか、試行の50%で、ランダムに選択された別の色に変更されました。
プローブ正方形の位置は赤い長方形で示された。

つまりは、普段見ている色と形の組み合わせ、
例えるなら赤と書いて赤〇、とします。
それよりも赤〇、〇、赤〇、という組み合わせにすると印象として残りやすくなるということ。

文字を繰り返す、音を繰り返すなどこれらも有効とされますが、
視覚的な刺激を増やすともっと有用になるようで。

ご注意がマーカーペンなどの有効性を説明したわけではなく、
形と色について言及された内容でした。

暗記ものや咄嗟に覚える時は、形と色を通常では見ない組み合わせにするというのも1つ手段です。

ノリス、DG、ホール、J&Gathercole、SE Mem Cogn(2019)47:1012。https://doi.org/10.3758/s13421-019-00901-z