【眼精疲労】ディスプレイを見すぎて疲れた目の対策方法は?

PCユーザーは、目の見え方や機能に関する問題、眼精疲労について頻繁に不満が出ます。


眼精疲労は、眼の疲労、頭痛、眼の周りの痛み、まぶたのかゆみなど、
眼を長時間使用した際に出る症状です。

コンピューターでの作業中、作業後の眼精疲労の有病率は、46.3~68.5%の範囲と言われています。

矯正されていない屈折異常は、眼精疲労の発症に関係していることがあります。

屈折異常は、目による光の集束における誤差であり、視力の低下を招く可能性があり、
眼鏡、コンタクトレンズ、屈折矯正手術など、屈折異常の光学的補正にはさまざまな方法が用いられています。

紹介する論文の目的は、PCユーザーの眼症状を軽減および予防するために、
屈折異常の光学的補正の有効性、安全性および適用性を確かめることです。

結論から


結論から言いますと、プログレッシブPC眼鏡をPCユーザに提供しても、
他の眼鏡と比較して、目や頭痛の問題が大幅に減少するわけではないということでした。

研究の内容は


・8件の研究から参加者381人が対象となった。
・すべての研究が眼鏡を評価し、コンタクトレンズや手術を評価した研究はありません。
・7つの研究では、老眼の人に向けた単焦点レンズが入った眼鏡も調査していた。
・6つの研究がPC眼鏡と他の眼鏡を比較しました。
・眼精疲労は、眼精疲労の症状を要約スコアとして測定したが、
 生活の質に関する研究はありません。
・有害事象は、頭痛、吐き気、めまいがみられた。

※プログレッシブPC眼鏡とは、一つのレンズの中に異なる焦点を設けた眼鏡。
 遠近両用みたいなイメージです。


プログレッシブPC眼鏡 対 単焦点眼鏡

1年間の追跡調査後、プログレッシブPC眼鏡と単焦点眼鏡では、眼精疲労に大きな差は見られませんでした。 (100 mm VASスケールで5.4、低品質の証拠)
頭痛だけは結果としてプログレッシブPC眼鏡が支持されていました。
プログレッシブPC眼鏡は、眼精疲労の症状をわずかに減少させました。
(SMD -0.49、95%CI -0.75〜-0.23)
但し、短期的な頭痛には効果は確認できず、目眩に関しては、多少の減少がありました。


メガネの上部に遠距離焦点を持つプログレッシブPC眼鏡と他の眼鏡の比較

4週間の追跡調査後、遠距離焦点を持つプログレッシブPC眼鏡と2焦点PC眼鏡の間に、眼精疲労を感じた人の数に大きな違いはないことがわかりました。
(OR 1.00、95%CI 0.40〜2.50、非常に質の低い証拠)
また、頭痛、吐き気、めまいのある人も、グループ間で差はありません。

レビューアからのコメントです。


プログレッシブコンピュータメガネをコンピュータユーザに提供しても、他のコンピュータメガネと比較して目や頭痛の問題が大幅に減少するわけではないという低品質から低品質の証拠があります。プログレッシブコンピュータメガネは、短期的には日常的に使用するプログレッシブメガネよりわずかに優れているかもしれませんが、中期的にはそうではなく、長期的な追跡調査に関するデータもありません。証拠の質は低いか非常に低いので、この結論については不確実です。適切な無作為化、検証された結果の測定方法、および証拠の質を向上させるための少なくとも1年間の長期の追跡調査を行うには、数百人の参加者による大規模研究が必要です。


Heus P、Verbeek JH、Tikka C.コンピュータユーザーの眼の症状を予防および治療するための屈折異常の光学的補正。系統的レビューのコクランデータベース2018年第4号アート。番号:CD009877。DOI:10.1002 / 14651858.CD009877.pub2。 

まとめ


私自身も眼精疲労を感じることは多いですが、PC専用に遠近両用眼鏡、プログレッシブ眼鏡を作っても通常の眼鏡とあまり変わりのないような結果でした。

とは言え、調査した人数が少なかったり、エビデンスの質が低いとコメントされていたこともあるため、今後の研究では覆る可能性もまだあります。

人による結果なこの問題ですが、購入を検討する時は判断に難しいかと思います。

私が選ぶときに決め手になったのは、返品保証期間が長いお店でした。

1~2週間ぐらい試してみて、どうしても合わなかったので返品して、
別の度数にした眼鏡に交換してもらいました。

今はPCだけではなく、スマホやタブレットなど似通った状況での眼精疲労も多いと思いますので、眼鏡など購入の際はお店の人に質問や交渉してみてください。