男女の観察力の違いについて。

今回は男女の観察の違いについて。

観察する時に女性の方が優れている。

という話をされたことがありますか?

私は化粧品を販売するにあたって、過去に上司からそう言われたことがあります。

その時理由として語っていたのは、色彩感覚の違いについてでした。

女性は男性よりも色の認識幅が広いため、観察力が優れているという説明をされましたが、ん?と思って面倒だったので頷いて終わらせました。

ではその違いが実際にあるのかを検証してくれている論文の結果を紹介します。


研究の内容は?

Shahid Beheshti大学の合計33人の大学生、18人の女性 = 22.78歳、SD = 2.96)
および15人の男性 = 24.86歳、SD = 4.39)がこの研究に参加した。

すべての参加者は、通常の視力または正常に補正された視力を持っていました。

2人の追加参加者からの結果は、彼らの広範な頭の動きのために分析に含まれなかった。

対象人数は少ないのですが、着眼点が面白かったので、結果まで紹介します。


結果は?

モニターから50cm離れモニターには男女の画像を表示し、5秒間の視聴してもらいました。

女性は14.33SD = 3.87)、男性は14.02SD = 4.27)の固視をした。

顔を性別で分割すると、女性は平均14.25および14.40固視、
男性は男性および女性の顔それぞれ平均14.08および13.96固視でした。

注視パターンをよりよく視覚化するために、注視数に関してヒートマップを作成した結果、特に左目を示し、最も固定されました。

全体の反復測定分散分析(ANOVA)は、性別の有意な影響を示さなかった。F(1、31)= 0.088、p = .769。

しかしながら、※ROIの有意な効果があった。
※関心領域のこと
(8、31)= 17.88、<0.001。

実験で使用された顔の平均に表示された男性と女性のヒートマップを示しています。

男性と女性の視聴パターンには類似点と相違点があります。

つまり、男女共に目の領域に最も固視していましたが、女性は男性よりも目の領域に固視していました。

一方、男性は女性よりわずかに顔の中央(鼻と目の間)に固定し、女性は男性よりわずかに多く口に固定した。

各ROIにおける凝視の平均数を計算し、男性と女性の参加者間で比較しました。

t検定比較女性が目の男性が行ったよりも低い領域に複数凝視したことが示された。
T(31)= 1.61、P= 0.039

また、結果は有意ではありませんでしたが、データは平均して、
女性が男性の顔(2.68、SD = 1.90)よりも女性の顔(3.159、SD = 1.82)を見たときにより多くの注視をしたことを示します


まとめ

結果からわかることは、眼球運動の違いが性別差によって起こり、
1つの対象物を観察している時間に差があることから、女性の方が観察に優れているという説明ができる1つの結果が出ていました。

先にもお伝えしたように、対象人数が少ないなどのことから言い切れる結果か?というと覆りそうな結果も出てきそうですが、こういった結果があるなら少しは納得しました。

後は、顔を観察したときに目を一番見ている!ということも色々と使えそうなところ。

眼球運動に基づくSammaknejad N、Pouretemad H、Eslahchi C、Salahirad A、Alinejad A.性別分類:受動的顔面観察中の処理効果 前売Cogn Psychol2017; 13(3):232〜240。公開2017年9月30日doi:10.5709 / acp-0223-1