【サプリメント】レストレッグス症候群に有用な栄養素はコレだ!?

レストレッグス症候群=むずむず症候群なのですが、

足の不快感を訴える症状が一般的です。

この症状は夕方と夜間に起こりやすく、眠りを妨げる可能性があります。

レストレッグス症候群を持っている人には血中の鉄分濃度が低いことがしばしば見られます。

低血中鉄濃度は、レストレッグス症候群の原因の一部かもしれません。
鉄は錠剤として服用することも、注射することもできます。

鉄の治療が落ち着きのない足症候群の症状を軽減するかどうかを確認するために
この論文はレビューを行っていました。

結論から言いますと、

鉄分の補充はレストレッグス症候群に対し有益な効果があることがわかりました。

鉄分を直接注射した研究にてこの結論が出されているため、経口摂取しても同様の効果になるわけではないようです。


このレビューには

10件の研究(428人の参加者、2〜16週間の期間。)が含まれています。
効果測定は、落ち着きのなさや不快な脚の感覚で比較されています。
これは、8つの試験でInternational Restless Legs Scale(IRLS)(範囲0〜40)、
9つ目の試験で異なるRLS症状スケールを用いて定量化されました。

9件の研究で鉄とプラセボが比較され、1件の研究で鉄とドーパミン作動薬(プラミペキソール)が比較されました。

鉄とプラセボを比較するためにIRLSを使用した7つの試験からのデータを組み合わせると、鉄の使用はIRLSスコアのより大きな改善があることがわかりました。
(MD -3.78、95%CI -6.25から-1.31; I 2 = 66%、7研究、345人の参加者)
この結果は治療後2〜12週間で測定しています。

別の尺度を用いて測定した研究を含めて、鉄の使用はプラセボと比較して有益な結果が得られました。(SMD -0.74、95%CI-1.26〜-0.23; I 2 = 80%、8研究、370人の参加者)

この結果に対するGRADEの確実性評価は中程度です。

鉄をドーパミン作動薬(プラミペキソール)と比較した単一の研究では、
2つのグループでRLSの重症度が同様に減少しました。
(MD-0.40、95%CI -5.93〜5.13、30人の参加者)

但し睡眠時の周期的な四肢の動きは、プラセボと比較して鉄で有意に減少していません。(SMD -0.19、95%CI -0.70〜0.32; I 2 = 0%、2件の研究、60人の参加者)

エプワース睡眠尺度で測定した鉄はプラセボと比較して眠気を改善しなかった
(データは提供されず、1件の研究、60人の参加者)

鉄はプラセボよりも有意に多くの有害事象の報告はされていません。
(RR 1.48、95%CI 0.97〜2.25; I 2= 45%、6件の研究、298人の参加者)

1件の研究では、鉄剤療法を受けた人々は、
活動的な比較薬プラミペキソールよりも有害事象が少ないことが報告されています。

レビューアのコメントです。


鉄療法はおそらくプラセボと比較して落ち着きのなさとRLSの重症度を改善します。鉄の療法はプラセボと比較して副作用の危険を高めないかもしれません。鉄療法がプラセボと比較して生活の質を改善するかどうかは不明です。鉄療法は、落ち着きのなさおよびRLSの重症度、ならびに有害事象の危険性においてプラミペキソールにほとんどまたはまったく違いを生じないかもしれません。生活の質、昼間の機能、および睡眠の質、最適な投与タイミングおよび処方、ならびに反応を予測する患者の特徴などの二次的な結果に対する影響については、追加の研究が必要である。

まとめ


今回の論文でわかったデータは日本神経治療学会から発表されている文面にも載っています。

この論文内では治療報告しかされていなかったので、レストレッグス症候群については簡易的な説明しかしていません。

診断基準や原因、関連する病気など情報がまだまだあります。
その情報は別記事にしっかりまとめます。

Trotti LM、ベッカーLA。落ち着きのない足症候群の治療のための鉄。系統的レビューのコクランデータベース2019、第1号。番号:CD007834。DOI:10.1002 / 14651858.CD007834.pub3。