キシリトール配合のガムで、急性中耳炎を予防できる!という研究

今回は12歳までの子供の急性中耳炎の予防について。

お子様がおられる方は、中耳炎に対しての対策などございますか?

ほとんどがしていない。というお話なのではないのでしょうか。

そもそも中耳炎に対策法ってあるの?

と、私は思ってしまいましたが簡単に実行でき、
エビデンスのある良い方法が研究によってわかっていましたので紹介します。



研究の内容は?

2016年にコクランレビューより発表されているもの。
・3405人の子どもを対象にした5件の臨床試験を特定した。
保育園に通っている合計1826人の健康なフィンランド人の子供を含む3つのRCTにおいて、キシリトールが※AOMのリスクを対照群と比較して30%から約22%に減らすことができる中程度の質的証拠が見つかりました。※急性中耳炎

キシリトールとコントロールグループの間で腹部の不快感と発疹に有意差はありませんでした。
キシリトールは、呼吸器感染症の子供の間でAOMを減少させるのに効果的ではなかった。(RR 1.13、95%CI 0。83〜1.53。中等度の質の証拠)


結果は?

健康な子供たちの間でのキシリトールの予防的投与がAOMの発生を減らすことができることを示す適度な質の証拠があります。
呼吸器感染症の小児、または中耳炎を起こしやすい小児の間でのAOM予防におけるキシリトールの有効性に関しては決定的な証拠はありません。
データは少数の研究から得られたものであり、ほとんどが同じ研究グループからのものであったため、メタアナリシスは限られていました。


まとめ 

中耳炎になっている、呼吸器系の疾患に罹患している場合はキシリトールガムを食べさせても有用な効果は得られていませんが、
健康な子供の場合はキシリトールガムで予防ができる可能性は8%向上していました。

この結果をどう捉えられるかはそれぞれの考え方次第ですが、
ガムを噛ませるだけで罹患率が減少できるなら。という捉え方もできます。

すでに述べているように、急性中耳炎の既往がある子供にはそこまで期待がもてない結果でしたので、その際は専門医の指導のもと適切な治療を検討することが良いのでしょう。

Azarpazhooh A、ローレンスHP、シャーPS。12歳までの子供の急性中耳炎を予防するためのキシリトール。系統的レビューのコクランデータベース2016、第8号。番号:CD007095。DOI:10.1002 / 14651858.CD007095.pub3。