線維筋痛症という難病に心のケアを施してみた結果は?


今回は線筋痛症と心のケアについて



心と体の介入は、心と体と行動がすべて相互に関連しているという総体的な原則に基づいています。

心身介入には、心理的および肉体的な幸福を改善すると考えられている戦略が組み込まれており、患者が治療に積極的な役割を果たすことを可能にし、人々の対処能力を促進することを目指しています。

心身介入は、症状を管理し、幸福を改善するために、線維筋痛症の人々によって広く使用されています。

心身療法の例としては、心理療法、バイオフィードバック、マインドフルネス、運動療法、リラクゼーション戦略などがあります。

この論文では、線維筋痛症の介入後および3ヶ月後および6ヶ月後の追跡調査を受けた成人の標準的なケアおよび注意のプラセボ対照群と比較して、心身療法の利点と害を検討することです。

研究の内容は?


・61の試験を記述した74の論文から、4234名の中では女性参加者が多かった。

・線維筋痛症の性質は、研究集団全体にわたって軽度から重度まで様々であった。
・26の研究が、評価されたすべてのドメインについてバイアスのリスクが低いと分類されました。

・通常のケアコントロールと比較して、心理療法が身体機能に好影響を与えるという質の低い証拠があります。
(SMD -0.4、95%CI -0.6〜-0.3、-7.5%絶対変化、0〜100スケールで2ポイントシフト)
心理療法グループでは、通常の介護対照と比較してより多くの離脱を示すという質の低い証拠があります。(RR 1.38、95%CI 1.12〜1.69、6%の絶対リスク差)
・心理療法群と対照群における有害事象の数に差があるということはない。RR 0.38、95%CI 0.06〜2.50、4%絶対リスク差)

・通常のケアコントロールと比較してバイオフィードバックが身体機能に影響を及ぼしたという非常に質の低い証拠がありました。(SMD -0.1、95%CI -0.4〜0.3、-1.2%絶対変化、0〜100スケールで1ポイントシフト)
証拠の質を考慮すると、バイオフィードバックがこれらの結果にほとんどまたはまったく影響を及ぼさないことを確信することはできません。
バイオフィードバックが研究からより多くの撤退をもたらしたという非常に質の低い証拠がありました。(RR 4.08、95%CI 1.43〜11.62、20%絶対リスク差)
有害事象は報告されていない。


結果は?

・通常の身体機能のケアでは訴える痛み(SMD -0.1)と比較して、マインドフルネスに利点は見られませんでした。 
しかしながら、エビデンスの質は痛みについては非常に低く、気分や離脱回数については中程度でした。有害事象を報告した研究はない。

・質の低い証拠により、通常のケアコントロールと比較したリラクゼーションベースの治療法は、疼痛に有利である。

レビューアのコメントです。

心理的介入療法は、通常のケアコントロールと比較して、線維筋痛症の成人の身体的機能、痛み、および低気分の改善に効果的であるかもしれないが、証拠の質は低い。介入後に確認されたプラスの効果が持続しているかどうかを判断するには、治療の結果に関するさらなる研究が必要です。証拠の質が非常に低いか低いため、バイオフィードバック、マインドフルネス、運動療法、リラクゼーションベースの療法の有効性は不明のままです。少数の試験と試験間での結果尺度の使用における矛盾が分析を制限した。

Theadom A、Cropley M、Smith HE、Feigin VL、McPhersonK。線維筋痛症に対する心と体の治療。系統的レビューのコクランデータベース2015年第4号。番号:CD001980。DOI:10.1002 / 14651858.CD001980.pub3。 

まとめ


結論から言いますと、そんなに変化は出ないということです。

症状に悩まされている本人、家族の方にはこれらの結果から、遠方やとても高額な方法を使ってこれらを使用しても、この論文の結論と同じようなことが言えるのではないのでしょうか?


耐えがたい苦痛を軽減するために、惜しまない努力をされている方を知っています。

その方は、関東から九州まで施術を受けにきていました。

金銭面では辛いが、多少は楽になるからと月1日で来られていました。



もし、心理療法に影響が出るとしたら技術や知識よりも、その患者さんに共感することなのかもしれません。

無理はしない範囲で、方法を模索してみては如何でしょうか?

私自身としては、線維筋痛症で苦しんでいたあの方のように、
治療で苦労して頂きたくはないだけです。