椎間板ヘルニアを診断するための最も良い診断方法とは?

今回は椎間板ヘルニアの診断をより確実なものにしよう!ということについて

腰痛の原因の1つともなる椎間板ヘルニア。

この原因が解決できないと、いくら鎮痛薬やマッサージなどの手軽に対処できる手段を用いても根本的に解決はできません。

そんな椎間板ヘルニアを探し出すための方法は確立されているものがありますが、
それらの方法には陽性率や診断精度など経験則や技術でカバーされるものもあります。

そんなに膨大な数の手法を覚えないといけないわけではありませんが、
詮索する際に確認しておかないといけないことがわかれば見落としは減らせるはず。

そんな手法について研究されている論文を紹介します。


研究の内容は?

2010年に発表されているコクランレビューより。

・16件のコホート研究(中央値N = 126、範囲71〜2504)
および3件の症例対照研究(38〜100症例)を含めた。

プライマリケア集団で実施された研究は1件だけです。

単独で使用した場合、ほとんどの身体検査(側弯症、麻痺または筋力低下、筋衰弱、反射障害、感覚障害)の診断成績は低かった。

いくつかの試験(前方屈曲、超伸展試験、スランプ試験)はやや良好に機能したが、
試験数は少なかった。

あるプライマリケア研究では、ほとんどのテストで他の設定と比較してより高い特異性とより低い感度が示されました。

ほとんどの研究で、ストレートレッグレイズ(SLR)テストが評価されました。

椎間板ヘルニアの高い罹患率(58%から98%)を特徴とする外科集団では、SLRは、様々な特異性(0.10から1.00、プールされた推定値0.28)
で高感度を示した。(プール推定値0.92、95%CI:0.87から0.95) 

画像検査を用いた研究の結果は、より不均一性と劣った感度を示した。
交差SLRは、一貫して低い感度(プール推定値0.28、95%CI:0.22〜0.35)で高い特異性を示した。(プール推定値0.90、95%CI:0.85〜0.94)
陽性の検査結果を組み合わせることで身体検査の特異性が高まりましたが、検査の組み合わせに関するデータを示した研究はほとんどありません。


結果は?


単独で使用される場合、現在の証拠は、腰椎椎間板ヘルニアを特定するために使用されるほとんどの身体検査の診断性能が低いことを示しています。
しかし、ほとんどの所見は外科的集団から生じており、プライマリーケアや非選択集団には当てはまらないかもしれません。
テストを組み合わせると、パフォーマンスが向上する可能性があります。


まとめ 

結論からは身体検査での診断性能は低いとされています。

その中でも使えそうだったのは、SLRテスト(下肢伸展挙上テスト)になります。

とは言え過信し過ぎると見落としや考えすぎになることもあります。


ではどうやって判断すれば?ということについては、
患者との問診にあるととある医師は仰っていました。

大事な問診と身体機能テスト、画像診断などの組み合わせにより導き出せるのではないのかと。

ファンデルワルトDAWM、サイモンズE、リファゲンII、アムメンドリアC、ヴェルハーゲンAP、ラスレットM、デビルW、デヨーRA、ドヴェトHCW、AertgeertsB。椎間板ヘルニアの椎間板ヘルニアによる身体検査背中の痛み。系統的レビューのコクランデータベース2010、第2号。番号:CD007431。DOI:10.1002 / 14651858.CD007431.pub2。