肩の痛みの意外な原因を心理的に分析してみた。

今回は心理的筋膜性疼痛について。


潜在的な疼痛箇所(LTrP)は、将来的に何らかの要因によって痛みを引き起こします。

このLTrPの危険因子を報告した研究はありません。

今回の研究では、失感情症は筋筋膜痛と関連しており、
身体的感覚の認識が低下していることが示唆されています。

これは失読症とLTrPsとの関係を評価するために設計されたもので、
その原因は健常人の上部僧帽筋部分で発見した。


研究の内容は?


LTrPと失感情症の間、およびLTrPと鬱病の間の相関は、
160人の健康な参加者(男性80人、平均年齢:40.5歳[20〜66歳])で分析されました。

各参加者は、慎重な手動検査によって潜在的なLTrPについて評価され、
潜在的な失感情症および鬱症状をそれぞれ評価するために、
トロントアレキシシミアスケール-20(TAS-20)
およびベック鬱病インベントリー(BDI)を用いて評価されました。


結果は?

LTrPは76人の参加者の上部台形で観察された(47.5%)。

TAS-20スコアは、LTrPを有さない対象よりもLTrPを有する対象において有意に高かった。(p<0.001)

対照的に、これらの群の間に有意なBDIスコアの差はなかった。
p  = 0.451)

失感情症のLTrPリスクは2.74であった。(95%信頼区間[95%信頼区間]:2.10 - 3.58)

TAS-20とBDIスコアとの間に相関はなかった。(相関係数:-0.04)

LTrPに関連する有意な危険因子には、TAS-20スコア
(オッズ比[OR]:1.11、95%CI:1.07-1.15)および年齢(OR:1.05、95%CI:1.01-1.09)が含まれていました。

アレキシサイミアは健常人の上僧帽筋におけるLTrPと関連しており、
それが有用な予測因子として役立ち得ることを示唆している。


まとめ

結論から、失感情症(アレキシサイミア)と筋膜性疼痛が上僧帽筋に起こり得る関連性が示唆されました。

この上僧帽筋は、日本人に代表される肩こりのポイントでもあります。

可能性としては、失感情症まではないにしても、
感情的な原因が起因となり痛みを生じていることが可能性として示されました。

だからと言って、すべての肩こりをコレに当てはめれるかは診断の末判断することです。

今回の記事では、心因性と筋膜性疼痛が関係してくることを示している論文を紹介しましたが、安易に心因性のものと、判断なさらないようお気をつけ頂きたいという気持ちもあり書いています。

とはいえ非常に興味深い論文でした。

Hasuo H、Kanbara K、Abe T、Fukunaga M、YunokiN。アレキシシミアと上部僧帽筋の潜在的な誘発点との関係。バイオサイコソックMed2017; 11:31 公開された2017年12月11日。doi:10.1186 / s13030-017-0116-6