【理学療法】155名の膝の手術後にリハビリしました。股関節外転筋強化に着目してみた結果。

今回は膝関節手術後のリハビリについて

膝関節の手術とは人工関節置換術のことですが、
その後リハビリテーションを実施した結果を発表している研究論文がありました。

鍛えるべき筋肉として周知されていた箇所が意外な結果となっていましたので、
医療従事者にとって興味深い結果となっています。

研究内容

・人工関節置換術を施した155人が対象となりました。

・12日間の入院中の理学療法と、6週間の外来リハビリと両方とも実践しています。
対象者は股関節の外転筋を中心に強化するようなプログラムを実践し、比較対照群は15分間の一般的な理学療法が実施されました。

結論

双方とも有意たる結果はなし。

股関節外転筋を中心に強化しなくても一般的な理学療法で十分だったという結論に。

まとめ

何故このような研究が行われていたのか?という背景につきましては、限りのある証拠ですが股関節外転筋を強化することは、一般的な大腿四頭筋を強化することにさらに必須である。

この筋力を強化することは、患者の日常生活の転帰に良い影響をもたらすということが言われていたためです。

しかし、結論としてはこういったものに。

股関節外転筋は多様な作用が言われていますが、主として体の左右の動揺性を制御すると言われています。

歩行に必須とも言える筋肉であるということです。

この研究論文から言えることとしては、筋肉は単体で着目して鍛えるよりは全体的な視野で鍛えるべきである。ということではないでしょうか?

そして、股関節の強化自体は必要である。ということも結果から示されていましたので、
外転筋だけではなく、屈曲、伸展、内転、外旋、内旋とそれぞれの筋肉を鍛えていきましょう。


https://doi.org/10.1016/j.jphys.2019.05.008