【検査】医療従事者は知るべし!肩の障害を予測するための理学検査のエビデンスは?

今回は肩の症状を見極めるための理学検査について

医療従事者向けな情報になります。

肩に様々な疾患が考えられ、それを特定するために各種理学検査を実施します。

それらの検査法には練習も必要になってきますが、
検査法自体の陽性率も関係してきます。

私自身も行っていますので、経験上では100%の発見率ではありません。

理学検査には限界がありますので、疾患の予測は出来ても確定した診断を「思いこむ」ことは誤診にもつながります。

では、エビデンスがどうなのか?ということを調査している研究論文を紹介します。

研究内容

・3852人の患者に4002の肩を含む33の研究を含めた。
・肩峰下または内部衝突
・回旋筋腱板の腱障害または損傷
・上腕二頭筋の腱障害または損傷
・関節唇状病変および複数の未分化標的条件
という分類に分け調査されています。

・ほとんどの研究では、関節鏡手術を参照標準として使用しました。
・8つの研究では、プライマリケア(局所麻酔、1つの研究、超音波、3つの研究)
または病院の外来患者の設定(磁気共鳴画像法、4つの研究)に適用可能な参照標準を利用しました。

結論


プライマリケアでは、肩の衝突、および衝突に伴う可能性のある滑液包、腱または唇の局所病変の物理的検査の選択の根拠となる証拠が不十分です。膨大な文献から、テストのパフォーマンスと解釈の極端な多様性が明らかになり、エビデンスの合成および/または臨床応用性が妨げられています。

まとめ 

研究では各種理学検査だけではなく、超音波などの方法も参照にされていますが、
結論からでは理学検査を含む物理的な検査法自体の万能性はないということ。

医療従事者なら既知のことですが、様々な要素を組み合わせないと確定的な判断は難しいのですが、俄か医療を行っている人々は1つの兆候があるだけで、その症例だと思い込みます。

安易に専門医に相談と言われますが、検査にも費用と時間が掛かります。

医療従事者としては、検査による陽性率など科学論文や臨床研究ジャーナルなどからそれらのgradeを把握する必要があるため、膨大な知識量が必要です。

実際に習得することは短期的には難しかったりすることもありますので、
オンラインで兆候などを当てはめ予測できる診断システム「イザベル」などの使用が好ましいのかもしれません。

このブログでは散々イザベルを紹介していますが、使えるツールとして私自身も使っています。※この企業さんと私の関係性は一切ございません。


ご参考までに。


ハンチャードNCA、レンザM、Handoll HHG、Takwoingi Y. 系統的レビューのコクランデータベース2013、第4号。番号:CD007427。DOI:10.1002 / 14651858.CD007427.pub2。