【柔道整復師】増えすぎているので、国が対策を研究した結果は?

今回は増えすぎている柔道整復師について

この資格は柔道整復を業として行うことのできるもので、
業とは「骨折、脱臼、打撲、捻挫」を取り扱っています。

よって、接骨、整骨院で行われいるようなリラクゼーションや〇〇矯正というものは、
本来の業務にはないものです。

本来の業を行っている人達は、ほんの一部ですので格安でマッサージしてくれる場所という認識を持たれている人の方が多いのではないのかと思います。


今回は厚生労働科学研究成果で紹介されていた

急増する柔道整復師の需要と供給に関する研究

という論文がありました。


この論文の中で

⑴急増する資格者の質の低下

⑵医療チームとして組み込まれていない

⑶整骨院が増えている地域の整形外科の患者も増えているという
 医療費からは、通院している患者種別が別物と考えるため⑵の現象が起こる

⑷研修体制

ということが取り上げられていました。

解説


1に関しては資格者人口が増えすぎたことによって、
接骨、整骨院が増えた影響で患者が分散したことから起こっています。

分散すると骨折や脱臼を治療しにくる患者が一院に対して少なくなります。

そうなると、資格取得後の臨床研修を兼ねた治療も数が少なくなる、あるいは来ないためできないという現状があります。

そういうところが質を下げる一因ともされています。


2と4に関しては「研修制度」に問題があります。

病院で働く医療従事者たちは配属先の前に臨床研修を行います。

臨床研修にて業務の統一が行えることが、柔道整復師にはありません。

臨床研修=就職先ですので、会社や院によって考え方や治療に対する方針などが大きく異なる場合がほとんどです。

3に関しては医療連携が取れていないことが原因です。

本来、私ら柔道整復師は緊急時の外傷に対して処置をし、必要であれば専門機関に紹介する。ということが一般的です。

そして、骨折に対して手術が実施された後の治療を整骨院に任せる。という流れが一般的であります。

しかし、現状病院などの施設では、リハビリ施設を有しているところが多くなってきたため、病院内で治療とリハビリが簡潔するようになってきました。

そして、整骨院は骨折や脱臼などを見逃したり、逆に外傷を負わせるという一部の事例があるので、医療関係施設との連携性は「接骨、整骨院」によります。


最後にこの論文で結論とされていますのは、

「研修制度・養成学校での履修科目などの見直し」

ということ。

せめて今から増えていく人達には・・・
という施策なのでしょうが、結局は勤め先が変わらなければ同じ気も。


まとめ

私自身の場合は、就職した先が県内では大手のグループ会社でしたが、
地域のスポーツチームなどの評判から、外傷の対処を行う機会が多い会社でした。

おかげで、資格取得前に教わった内容も実践して活かせる現場だったので、
上記の内容に完全に当てはまるわけではありません。

しかし、制度の改定などで外傷を診るよりも、そうでない内容を提供しなければならない現状もあるので、昔ながらの整骨院というスタイルは完全に崩壊しているように感じます。

とはいえ、自分で選んだので今後もこういった形や他の形で、
健康や医療に関する論文や科学、心理学などの知識からお届けしていくように続けていきます。