【心理学】非現実的な楽観主義を心理分析していた研究結果

今回は非現実的な楽観主義者について

非現実的な楽観主義というと、現実にはあり得ないようなことを楽天的な思考で期待する人。ということだそうで。

ギャンブルで例えると、人が振るサイコロよりも自分がサイコロを振れば、必ず思い通りの目が出て良い結果になる。

そういうことです。

このことについて、心理学的に考察されている研究があります。

研究内容

この論文は本件の事象に対し、既存の論文から論理を展開しているため、
特別にサンプルなどを対象とした調査ではありません。

研究の結論

非現実的な楽観主義と幻想が同様なるものなのか?
それは信念と捉えるべきなのか?
ということについて、研究者たちが出した結論としては、

私たちは、楽観的に偏った認知状態が欲望や希望ではなく信念であることを否定する理由はないことを提案しました。

つまりは、楽観的な思考は信念である。ということがその人にとって真実ならば、
それを否定する理由もないし、そうなれば幻想でもないというもの。

しかし、これは楽観主義を完全に肯定できるのか?というところは疑問が残ります。

何故なら「合理的なのか?」という部分については、確証がないためです。

人々は自分の計画や意図の知識に過度の重みを与え、他の場合には、望ましくない情報を無視しながら望ましい情報を取り入れます。

いくつかの介入結果から、自己関連の信念における自己向上を低減することに成功したものもあります。
イベントのいくつかの因果関係の幻想的な性質を開示することに成功しています。
非現実的な楽観主義は発達段階や生活環境によって変動し、幸せな子供時代や老年期でより顕著になり、トラウマ、虐待、被害、その他の逆境の後に一時的に消えます。
論文で議論されている問題が非現実的な楽観主義の性質を明らかにする助けとなり、それらの適応性の今後の調査にも関連するという非常に楽観的なものになることを願っています。

まとめ

非現実的な楽観主義は合理性に欠ける側面もあり、
それらの特性は幼少期や老年期に加速される傾向もありました。

その1つの要因として、「自分の都合の良い情報だけを取り入れる」という特性が働くからということが結論付けられています。

幼少期に自分の都合を優先しない子供は珍しいですが、
老年期には自身の都合の悪い情報は受け入れない傾向にある人は多く見受けられます。

認知機能などの関与が考察されますが、現実的な楽観主義ならまだしも、
非現実的な楽観主義というものは、自分だけに都合の良い側面を持ち合わせることがデメリットとなり得るため、この結果を参考に自身のことを振り返ってみては如何でしょうか?


https://doi.org/10.1016/j.concog.2016.10.005