【ガイドライン】医療従事者なら知っていたい変形性股関節症について

今回は変形性股関節症について

発表されているガイドラインの内容をまとめたものを紹介します。

疫学

X線診断での有病率は
男性は4.3%、女性は7.5%である。

発症平均年齢は40~50歳代である。

そして、遺伝性の影響もあると考えられています。

発症因子としては、
重量物作業の仕事、寛骨臼形成不全、発育性股関節不全などが考えられている。

この中では重量物作業が最も因子として考えられています。

・横断研究から分かっている症状の進行は、
寛骨臼形成不全の二次性変形性股関節症が最も多いとされています。

X線などで分かるCE角10°、50歳以上で病期が進行しやすいとされています。

治療においては症状の進行度合いを把握していないと最良の選択肢が難しいとなっています。


病態

関節裂隙の狭小化は変形性股関節症と関連があります。
よって肥満と股関節痛の関連性もこのことから関連すると考えることが出来ます。

骨粗鬆症と本症の関連はないと考えられています。

また、変形性股関節症を発症すると「脊椎側弯症」と「骨盤前傾」が伴いやすい。

そして、膝関節や足関節に対しても影響が起こることがあるため、
ひざ痛や足首痛などは股関節が原因と考えることもできます。

全身性の変形性関節症と股関節の変形症は関連がないということもわかっています。

問診

二次性変形性股関節症の診断には

・既往歴
・家族歴
・過去の労働、期間
・スポーツ歴
・外傷歴

これらが危険因子となります。

身体的特徴としては
・股関節の可動域制限
・跛行
・鼠径部痛
が見られ、他の疾患との鑑別に有用な点でもある。

理学検査として、TrendeLenbrug兆候とPatrickテストが診断に役立つこともある。


まとめ

詳しい診断基準や治療方法などはガイドラインをご覧ください。

今回は特徴の一部、特に見た目で判断する上で何を見るべきなのか?ということを紹介した内容となります。

勿論確定した診断には画像診断も合わせると精度はあがります。

判断のお役立てにしてください。