【重症筋無力症】胸腺切除手術に対して検討されている研究結果

今回は重症筋無力症の治療について

重症筋無力症とは、過度の疲労か筋力低下を引き起こす症状です。

この症状の原因の1つとして、その人自身の免疫作用が考えられているため、
免疫に携わる「胸腺」に対して処置することの検討がされている研究がありました。


研究

いくつかの観察研究は、胸腺の除去(胸腺摘出)が、胸腺腫のない重症筋無力症(非胸腺腫性重症筋無力症)の人に役立つかもしれないことを示唆しています。

胸腺摘出術は眼の筋無力症には使用すべきではないと一般に受け入れられていますが、医学療法に反応がないときに使用することができると考える人もいます。

証拠の体系的レビューでは、非胸腺腫性重症筋無力症における胸腺摘出術のランダム化比較試験(RCT)は見つかりませんでした。

現在、RCTがないため、胸腺摘​​出術の価値は議論の的となっています。また、医療行為は医師によって異なります。

胸腺切除が全身性重症筋無力症に有効かどうかを調べるには、RCTが必要です。


今後

論文自体は2013年に発表されているものでしたので、更新され次第胸腺の切除が患者転帰にどのような影響が出るのか?ということがはっきりと結論付けられるようです。

著者のコメント


MGに対する胸腺摘除の有効性について有意義な結論を下すことができるランダム化比較試験の文献はありません。いくつかのクラスIIIの観察研究のデータは、胸腺摘出がMGに有益である可能性を示唆しています。胸腺摘出術が有用であるかどうか、およびMGでどの程度まで解明するためにRCTが必要です。


Cea G、Benatar M、Verdugo RJ、Salinas RA。非胸腺炎性重症筋無力症に対する胸腺切除。Cochrane Database of Systematic Reviews 2013、Issue10。アート。番号:CD008111。DOI:10.1002 / 14651858.CD008111.pub2。