【終末医療】在宅医療か入院か?患者満足度の違いを研究している論文

今回は終末医療は在宅?入院?について

重篤な疾患を患った時に迫られる決断の1つ。

最後まで何処で暮らすのか?という問題。

本人の意思を尊重することもあれば、周りの人、家族などを考慮した決断も下されることがあるこの話題に関してです。

紹介する論文では、患っている本人にとってどちらが良いのか?ということを研究していましたので、結果を紹介します。

研究の内容は?

4件の試験を含んだ。

信頼区間(CI)1.14から1.55、P = 0.0002; Chi 2 = 1.72、df = 2、P = 0.42、I 2= 0%; 3試行 N = 652。質の高い証拠)

在宅での終末期医療を受けている間の入院は試験間で異なり、これはこの分析における高レベルの統計的異質性によって反映された。
(範囲RR 0.62〜RR 2.61; 4試験; N = 823;中質の証拠) 

在宅での終末期ケアは、1ヵ月の追跡調査で患者の満足度をわずかに改善し、6ヵ月の追跡調査でそれを減少させるかもしれません。

介護者への影響は不明。

介入は医療費をわずかに減らすかもしれない。

患者や介護者に費用を報告した試験はありません。

結論

在宅で死亡する人の数を増やすための在宅での終末期ケアプログラムの使用を支持していいる結論が出されました。

しかし将来の研究では、在宅での終末期ケアが介護者に与える影響を体系的に評価する必要があります。

まとめ

やはり患者本人にとっては、住み親しんだ場所で治療とケアを行うことが満足度の向上になるという考えればわかるものでした。

研究の中には介護者の負担について調べられていませんが、介護者の負担に関しては凄まじいという声があり、実際に精神を病んでしまう人も出てくるぐらい過酷な状況が伺えます。

勿論、人や関係性によって異なってくるのかもしれませんが、自分で手一杯な人が人の介助をするとなると、いっぱいいっぱいな日常を送ることになるのかと思われます。

そうなってくると、人生の先輩方が最後まで健康に生きて、コロッと逝ってしまうことを望まれているお声を聞くことが多いのですが、家族、金銭面などを考えるとそうなることも共感できます。


Shepperd S、Gonçalves-Bradley DC、Straus SE、Wee B.病院在宅:在宅での終末期医療。系統的レビューのコクランデータベース2016、第2号。番号:CD009231。DOI:10.1002 / 14651858.CD009231.pub2。