【ガイドライン】医療従事者は知っていたいクローン病の対応について

今回はクローン病の治療方法などについて

2011年に発表されているガイドラインから、基本的に選択される治療方法をまとめたものを紹介します。

方法

クローン病の治療は寛解を目指す。
寛解導入後に長期的に行う治療方法も導入するという前提。

症状の程度によるが、一般的に運動制限などの考えはない。
しかし、外来の治療で改善が見られない際は入院を検討する必要はある。

食事療法

原則は低脂肪、低残渣、低刺激、高蛋白、高カロリー食を基本とする。
しかし、根本的な解決を目指した食事療法というものは、まだ解明されていないため、症状の寛解を導入するためと考える方が望ましい。

そして、炎症が重症の場合は経口食を控える。

禁煙・禁酒

禁煙は積極的にするべきですが、禁酒に関しては過度の飲酒を制限するのみで良いそうで。

但し、症状の活動期は控えるべきである。

薬物療法

・ステロイド剤→寛解を導入する際は有用である。

・5-ASA剤→活動期の症状に対して有用である。

・AZA(免疫調節剤)→寛解導入に有用であるが、副作用に注意。

・抗TNF製剤→寛解導入に有用である。

・抗菌薬→臨床症状に対して有用な場合がある。

外科治療

合併症に対する症状の軽減に有用であり、生活の質を向上させる期待はできる。

また、薬物療法の量を減らすことができる期待もできる。
但し、術後合併症のリスクもある。

内視鏡

腸管内に深い潰瘍や瘻孔などの合併症がない場合が適応となる。




まとめ

以上が簡単にまとめただけのものです。

いつもはもう少し詳しく書くことがほとんどですが、2011年のデータであり、
ガイドラインの推奨度も中程度なものばかりです。

あくまでもこんな方法があるのか~という程度です。

しかし、治療法を改めてしっかり見てみると、「寛解」が目標とされており、
寛解と再発を繰り返すこの症状の根本的な治療は、ガイドライン上では検討されていないようです。

他の論文などで、そういったものがあれば記事にします。