【五十肩】医療従事者なら知っている基礎知識について

今回は五十肩について

五十肩の基本的な概要と対処について紹介します。


症状

・五十肩は凍結肩とも表現されます。
症状は徐々に始まり、最初は軽度です。
数ヶ月の間に重度になり、睡眠に支障が出ます。

・痛みは「鈍い」または「芯からくる痛み」とも表現されます。
その症状は上腕二頭筋に広がることもあります。

腕を持ち上げたり、後方に動かすのがますます難しくなります。

時間が経つにつれて、腕は非常に硬くなり、移動するのがほとんど不可能になります。
肩の凍結の医学用語は「癒着性関節炎」とも呼ばれています。

原因

五十肩は、関節包に瘢痕様組織(癒着)が形成され、関節包が肥厚して収縮します。

ここでは炎症が主要な役割を果たすと考えられていますが、何が起こるかは完全には明らかではありません。

通常、根本的な原因は見つかりません。

稀に事故で負傷した処置後に同様の症状が起こることも報告されています。

診断

肩と腕の可動性をテストし、関節を診て判断されます
検者は両腕を持ち上げて肩の高さまで横に伸ばしたときに肩甲骨がどのように動くかを後ろから見ます。
五十肩は、肩甲骨を持ち上げずに腕を横に上げることはできません。

変形性関節症のような他の考えられる問題を除外するため
または症状の原因を特定するのが難しい場合、肩のX線またはMRIスキャンを行うことがあります。

対処


前提として治癒するのに時間は必要になります。

医療従事者や専門家に対処してもらう際は、
1.痛みを和らげること
2.肩を再び動かしやすくすること
を求めます。

痛みは、ステロイドの錠剤または肩関節への注射で緩和できます。
イブプロフェン(錠剤またはクリーム)のような抗炎症鎮痛剤は、おそらく十分に効果的ではありません。
一部の人々は、熱または冷パックを使用することを好むとも報告されています。

ストレッチ運動と理学療法は、関節の可動性を改善するために使用できます。
特に初期段階では、そうしないと痛みが悪化する可能性があるため、エクササイズを行うときは注意することが重要です。
動きを強要したり、非常に苦痛にしたりしないでください。

ある医師の対応では、
全身麻酔を使用しながら、罹患した肩関節を動員するために使用されていました。
このアプローチに利点があるかどうかに関する質の高い研究はありません。
そして全身麻酔薬を使用して肩を動員すると、肩を傷つけたり、骨折したりする可能性があります。
その結果、他の肩の問題が発生します。

手術が症状を緩和できるという証拠もありません。
一般的な麻酔下で行われる外科手術と同様に、関連するリスクがあります。

まとめ

通常では自然に痛みが取れていくため、外科的に対処する方法は好ましくありません。

痛みに耐えきれずに注射などに頼る場合もありますが、上記にあるような関節包の問題"だけ"であれば、理学療法で対処されます。

症状が出始めてからもすぐに診断が下されるわけでもありませんので、
医療従事者や専門家は痛みの訴えや日常生活での支障に共感を示すことができるのか?

ということも課題の1つだと思います。


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