【サプリメント】肝疾患を予防するための抗酸化作用のエビデンスについて【医療従事者】

今回は肝疾患を予防するための抗酸化サプリメントについて

一時期なんにでも抗酸化サプリメントが良い!というようなことがありました。

肝疾患に関しては酸化ストレスが関与する疾患もあるため、
これについて予防できるのか?というエビデンスについて紹介します。

研究内容

1225人の参加者による20の無作為化試験が含まれていました。
この試験では、ベータカロチン(3試験)、ビタミンA(2試験)、ビタミンC(9試験)、ビタミンE(15試験)、およびセレン(8試験)を評価しました。

ほとんどの試験はバイアスのリスクが高く、不均一性を示しました。

全体として、評価された抗酸化サプリメントは、

・全死因死亡率(相対リスク[RR] 0.84、95%信頼区間[CI] 0.60〜1.19、I 2 = 0%)

・肝臓関連死亡率(RR 0.89、 95%CI 0.39から2.05、I 2 = 37%)

肝疾患のタイプによる層別化は、結果に顕著な影響を与えませんでした。

抗酸化サプリメントは、ガンマグルタミルトランスペプチダーゼの活性を著しく増加させました。

結論


肝疾患患者における抗酸化サプリメントを支持または反論する証拠は見つかりませんでした。抗酸化サプリメントは、肝臓の酵素活性を高める可能性があります。

まとめ 

有害報告などないので、他の目的ついでに疾患予防ということで飲んでも良いのかも知れません。

結論からは肯定も否定もされていませんので、効果がない。ということにはなりません。

他の抗酸化サプリメントは?と思った方もおられるでしょうが、
これに近い規模の研究論文は見かけないので、見つけたら記事にします。


Bjelakovic G、Gluud LL、Nikolova D、Bjelakovic M、Nagorni A、Gluud C.肝臓病の抗酸化サプリメント。系統的レビューのコクランデータベース2011、問題3。アート。番号:CD007749。DOI:10.1002 / 14651858.CD007749.pub2。