【慢性閉塞性肺疾患】に対する歌唱療法のエビデンスについて【医療従事者】

今回は慢性閉塞性肺疾患の人が歌うことについて

COPDを患っている人に対して、呼吸、発声という複雑な動きが要求される歌唱をトレーニングに組み込むことによって機能を維持、向上させるといった介入があります。

この研究論文について紹介します。

研究内容

3つの研究(合計112人の参加者)が含まれました。
すべての研究で、参加者は歌唱グループまたは対照グループに無作為化されました。
比較グループには、映画のワークショップ、手仕事、介入なしが含まれます。
研究における歌唱介入の頻度は、6〜24週間にわたって週に1〜2回の範囲でした。
各歌唱時間は60分でした。

結論


歌唱はCOPD患者にとって安全であり、身体の健康を改善する(SF-36身体成分スコアで測定)が、呼吸困難または呼吸器特有の生活の質ではないという低品質から非常に低品質の証拠があります。研究の数が少なく、各研究のサンプルサイズが小さいため、証拠は限られています。COPD患者に対する歌唱の長期的な効果を検証する証拠は存在しません。肺リハビリテーションと併用して行われる歌唱を調べる研究がないため、この文脈における歌唱の影響に関する結論の定式化が妨げられています。より大きなサンプルサイズと長期の追跡調査によるよりランダム化された対照試験、および肺リハビリテーションに加えて歌の効果を調べる試験

McNamara RJ、Epsley C、Coren E、McKeough ZJ。慢性閉塞性肺疾患の成人向けの歌。Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue 12. Art。番号:CD012296。DOI:10.1002 / 14651858.CD012296.pub2。 
 

まとめ 

低品質の証拠でありながらも肯定的な結果もある歌唱については、進んで行っても問題がないようにも思えます。

元ヴォーカリストとしても歌唱は勧めたいところですが、発声や姿勢など適切に行った方が効果が上がるものだと考えますので、ただ歌うだけでも良いですが、そういったレッスンを受けてみることも有りなのかもしれません。

研究でも歌唱レッスンとなっていましたので。

COPDで肺活量や身体機能面で悩まれている人は是非