【アルツハイマー病】の無気力に対する薬理学的な介入のエビデンスについて【医療従事者】

今回はアルツハイマー病の無気力に対する薬物療法について

いいのかどうなのかはわかりませんが、本人が困っていることが解決できるなら薬物療法もその1つの選択肢だとは考えています。

そんなアルツハイマー病の「無気力」に対する介入の効果と安全性を調査している研究を紹介します。

研究内容

定量分析には合計6384人の参加者を含む21の研究を含めました。

バイアスのリスクは非常に低いから中程度です。

すべての研究で、ランダム化と盲検化の適切な方法が報告された。

4つの研究(3つはメチルフェニデート、1つはモダフィニル)の主な目的は、無関心を改善することでした。

これらの研究では、すべての参加者はベースラインで臨床的に有意な無関心を持っていました。

メチルフェニデートは、プラセボと比較して無関心を改善する可能性があります。

この発見は、メチルフェニデートを調査する3つの研究すべてで使用された無気力評価尺度(AES)を使用して無気力が評価されたときに存在しました。

結論


メチルフェニデートは、無気力に有益である可能性があり、AD患者の認知および機能的パフォーマンスにわずかな利点があるかもしれませんが、この発見は質の低い証拠に関連しています。私たちのメタ分析は、各薬物クラス内の少数の研究、バイアスのリスク、出版バイアス、研究間の不正確さ、および矛盾によって制限されています。追加の研究は、主要な結果の尺度として無関心を調査し、より長い期間とより大きなサンプルサイズを有する臨床的に有意な無関心を持つADを持つ人々を対象とするよう奨励されるべきです。これにより、メチルフェニデートのエビデンスの質が向上し、ADの無関心に対する効果的な薬物療法であるかどうかを確認できます。

まとめ 

メチルフェニデートに関するサンプル数1の体験談を聞いたことがあります。

その方からは、副作用はあるがその薬で無関心や無気力状態は改善出来ているようで、
認知行動療法などの心理療法より苦痛が少ないとのことでした。

本来はないのでしょうが、その方は心理療法で自分の自己効力感を感じなくなってしまったようで、薬理学的な介入の方があっていたようです。

それぞれの選択肢で、納得できる方法で改善しようとすることは良いとは思いますので、
これに関する研究が進んでもっと勧めやすくなれば。と思います。


ルチラクハンMT、ハーマンN、アブラハムEH、チャンS、ランクトKL。アルツハイマー病の無関心に対する薬理学的介入。Cochrane Database of Systematic Reviews 2018、Issue5。Art。番号:CD012197。DOI:10.1002 / 14651858.CD012197.pub2。