【クローン病】この薬物療法は寛解できるのか?というエビデンスについて【医療従事者】

クローン病を寛解させるための薬物療法について

持続的な痛みなどで日常生活の支障が出てしまうクローン病。

腸内の問題だったりもすることから、腸を活性化させたりするものも注目されていますが、薬物療法で寛解が目指せるものなのか?ということについて研究していた論文を紹介します。

研究内容

合計5つのRCT(1771人の参加者)が含まれました。

4つの研究(1692人の参加者)は、ナタリズマブの1回、2回、または3回の注入(300 mgまたは3 mg / kgまたは6mg / kg)とプラセボを比較しました。

1件の研究(参加者79人)は、ナタリズマブ(300mg)とインフリキシマブ(5mg / kg)の3回注入をインフリキシマブとプラセボと比較しました。

ナタリズマブの1回、2回、3回の注入は、寛解と臨床反応の誘発に関してプラセボよりも優れていました。
注入は、0、4、8週に投与されました。

結論


高品質のデータは、ナタリズマブが中等度から重度の活動性CDを有する一部の患者の臨床的寛解および反応の誘導に有効であることを示唆している。しかし、含まれた研究のいずれも、PMLなどのまれではあるが重篤な有害事象を検出する力を持っていませんでした。PMLとの関連付け、およびPMLと関連付けられていない代替薬の入手可能性により、ナタリズマブは現在利用可能な医学療法に失敗した患者には使用されない可能性が高い。選択された患者(例:異なる生物製剤にアレルギーのある患者)でのナタリズマブの使用は、PMLを発症する潜在的なリスクに対して慎重に検討する必要があります。ナタリズマブのさらなる研究は行われそうにない。

まとめ 

有効性は認められていましたが、代替え薬などの入手などで使用されないことがある薬物療法でした。

メモするしかないですが、治療の検討などで検索されているかたにとっては有益たる情報かもしれません。

ナタリズマブっと。


ネルソンSML、グエンTM、マクドナルドJWD、マクドナルドJK クローン病の寛解導入のためのナタリズマブ。Cochrane Database of Systematic Reviews 2018、Issue8。Art。番号:CD006097。DOI:10.1002 / 14651858.CD006097.pub3。