【糖尿病】の苦痛を解消するための心理学的介入のエビデンスについて【医療従事者】

今回は2型糖尿病の成人が抱える糖尿病の苦痛に関して

2型糖尿病の治療は苦痛を伴うことが多いと聞きます。

食の管理から血糖値コントロール、他の疾病の合併症に対する治療などでも大変そうなことは容易に想像がつきます。

それらの苦痛に対する介入を心理学的に行った結果どうなんだろう?というエビデンスについて紹介します。

研究内容

9177人の参加者を持つ30のRCTを特定しました。

介入の期間の中央値は6か月(1週間から24か月の範囲)で、追跡期間の中央値は12か月(0から12か月の範囲)でした。

すべての心理的介入と通常のケアを組み合わせたメタ分析では、DRDに確固たる影響は示されませんでした。

中期フォローアップ(6から12か月)で自己効力感とHbA1cに小さな有益な効果が見られました。

選択した試験では、糖尿病関連の合併症や社会経済的影響は報告されませんでした。

結論


低品質のエビデンスは、心理的介入のいずれも通常のケアよりもDRDを改善しないことを示した。低品質のエビデンスは、心理的介入後の自己効力感とHbA1cの改善に利用できます。これは、これらの結果に対する心理的介入の影響について不確実であることを意味します。ただし、心理的介入には通常のケアと比較して実質的な有害事象はおそらくないでしょう。感情に焦点を当てたプログラムを使用した、米国およびヨーロッパ以外の環境、および低および中所得国でのより高品質な研究が必要です。

Chew BH、Vos RC、Metzendorf MI、Scholten RJPM、Rutten GEHM。2型糖尿病の成人における糖尿病関連の苦痛に対する心理的介入。Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue9。アート。番号:CD011469。DOI:10.1002 / 14651858.CD011469.pub2。 

まとめ 

心理的介入の結果は結論の通りで。

低品質とありますが、自己効力感やHbA1cに対する改善も見られたようで、心理的介入が全くの無意味ではないのかと思われます。

狙っていた結果通りにはならなかったということですので、
心理的介入を提供する方も受ける方も、どれぐらいの効果が得られるのかを予測して導入することが良いのでしょうね。