【線維筋痛症】に対する薬物療法とプラセボの比較のエビデンスについて【医療従事者】

今回は線維筋痛症に対する薬物療法について

持続した痛みが襲ってくる症状である線維筋痛症。

対処療法は薬物療法から補完医療の方法まで多岐にわたりますが、薬物療法の1つをプラセボと比較している研究論文を紹介します。

研究内容

参加者606人を対象とした3件の研究では、ミルタザピンとプラセボ(他の薬物ではない)を7〜13週間にわたって比較しました。

プライマリアウトカムについてミルタザピンとプラセボの間に差はありませんでした。

ミルタザピンは、いくつかの二次転帰についてプラセボと比較して臨床的に関連する利益を示しました。

有害事象を報告した参加者については、ミルタザピンとプラセボの間に違いはありませんでした。

結論


研究では、50%以上の疼痛緩和、PGIC、20%以上のHRQoLの改善、または疲労またはネガティブな気分の軽減に関して、プラセボを上回るミルタザピンの利点は示されませんでした。臨床的に関連する利点は、30%以上の疼痛緩和、平均疼痛強度の低下、および睡眠障害に対して示されました。傾眠、体重増加、アラニンアミノトランスフェラーゼの上昇は、プラセボよりもミルタザピンの方が頻繁でした。証拠の質は低いか非常に低く、質の疑いに関する3つの研究のうち2つ、間接性と出版バイアスのリスクに関する問題がありました。バランス上、線維筋痛症におけるミルタザピンの潜在的な利益はその潜在的な害を上回っていますが、線維筋痛症の少数の少数の人々は臨床的に関連する有害事象なしに実質的な症状緩和を経験するかもしれません。

まとめ 

プラセボの効果は上回らないけれども、効果自体は出ていたようです。

有害事象と潜在的な効果では、効果の利益の方があるのでは?という点ではミルタザピンの使用は前向きに捉えても良いのかもしれません。

これらと他の方法での組み合わせも気になりました。

では。


ウェルシュP、バーナーディK、デリーS、ムーアRA、ハウザーW.ミルタザピン、成人の線維筋痛症。Cochrane Database of Systematic Reviews 2018、Issue8。Art。番号:CD012708。DOI:10.1002 / 14651858.CD012708.pub2。