【睡眠障害】に対するメラトニンは、ICU患者にも効果があるのか?というエビデンスについて【医療従事者】

今回は睡眠障害を解消するためのメラトニンについて

一般的な睡眠障害に関するメラトニンの効果についてはエビデンスの証明がされている研究もみたことがありますが、今回紹介する論文のサンプルは「集中治療室」という特殊な状況。

勿論、一般的ではないので当てはまるか?とも考えますが、それだけ過酷な状況でメラトニンの効果が証明されたらメラトニンスゲー(語彙力)となるに違いなし。

という安易な気持ちで読んだ論文の結論を紹介します。

研究内容

151の無作為化された参加者による4つの研究を含めました。
2件の研究には人工呼吸器を装着した参加者が含まれ、
1件の研究には換気対象者と非換気対象者の混合が含まれ、
1件の研究では参加者は人工呼吸器から離脱しました。

3件の研究で入院診断が報告されたが、これらはさまざまであり、敗血症、肺炎、心停止または心肺停止が含まれていた。

すべての研究で、メラトニンと薬剤なしを比較しました。
3件はプラセボ対照試験でした。そして、メラトニンと通常の注意を比較しました。

すべての研究は、夕方にメラトニンを投与しました。

結論


メラトニンの投与がICU患者の睡眠の質と量を改善するかどうかを判断するのに不十分な証拠が見つかりました。スパースデータを特定し、研究方法論、ICU鎮静プロトコル、および睡眠の測定と報告に使用される方法の違いに注目しました。データベースおよび臨床試験登録検索から5つの進行中の研究を特定しました。将来のレビューの更新にこれらの研究のデータを含めると、レビュー結果の確実性が高まります。

まとめ 

いずれの状況でもメラトニンとなし、プラセボという比較でも効果のほどは不明であったとのこと。

流石に一般的な睡眠障害とは状況が異なるため、似たような結果にはなりませんでした。

研究の質次第では覆りそうな内容も記述はされていましたが、入院中や集中治療室などの苦痛による睡眠障害に対するメラトニンは一旦保留で。


ルイスSR、プリチャードMW、スコフィールドロビンソンOJ、アルダーソンP、スミスAF。集中治療室の成人の睡眠促進のためのメラトニン。Cochrane Database of Systematic Reviews 2018、Issue5。Art。番号:CD012455。DOI:10.1002 / 14651858.CD012455.pub2。