【急性膵炎】に対する薬理学介入のエビデンスについて【医療従事者】

今回は急性膵炎に対する薬理学介入について

緊急対応も必要となってくる急性炎症になった場合の薬理学的介入のエビデンスについて紹介します。

研究内容

このレビューには、8234人の参加者を含む84のRCTを含めました。
6件の試験(N = 658)では、このレビューで関心のある結果は報告されませんでした。

これらの試験で評価された治療には、
抗生物質
抗酸化剤
アプロチニン
アトロピン
カルシトニン
シメチジン
EDTA(エチレンジアミン四酢酸)
ガベキサート
グルカゴン
イニプロル
レキシパファント
NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)
オクトレオチド
オキシフェノニウム
プロバイオティクス
これらが含まれます。

活性化プロテインC、ソマトスタチン、ソマトスタチンとオメプラゾール、ソマトスタチンとウリナスタチン、サイモシン、ウリナスタチン、および不活性対照も含まれます。

抗生物質と対照の比較は別として、壊死性膵炎の参加者の大部分が含まれていたため、残りの比較ではこの状態の患者の割合はわずかでした。

結論


非常に低品質のエビデンスは、研究された薬理学的治療のいずれも急性膵炎の人々の短期死亡率を低下させないことを示唆しています。ただし、信頼区間は広く、介入による短期死亡率の増加または減少と一致していました。介入を行っても一貫した臨床的利益は得られませんでした。予後スコアリングシステムには限界があり、急性膵炎が臨床的に顕在化する前に臓器の損傷が発生する可能性があるため、将来の試験ではすべての重症度の膵炎を含めることを検討する必要がありますが、重度の急性患者のサブグループの違いを測定するための研究を強化する必要があります膵炎。死亡率に基づいて研究を強化することは難しいかもしれません。急性膵炎の参加者を対象とした今後の試験では、合併症や健康関連の生活の質などの他の結果を主要な結果として考慮する必要があります。そのような試験には、健康関連の生活の質、費用、および仕事への復帰をアウトカムとして含めるべきであり、患者を少なくとも3ヶ月(好ましくは少なくとも1年間)追跡する必要があります。

モギーアE、コティR、ベルガウムカルAP、ファジオF、ペレイラSP、デビッドソンBR、グルサミーKS。急性膵炎に対する薬理学的介入。Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue4。アート。番号:CD011384。DOI:10.1002 / 14651858.CD011384.pub2。 

まとめ 

更なる研究が必要とされていましたが、短期的な死亡率に寄与できる可能性はあることから現状では実施されることに疑問は持たれていないのかもしれません。

しかし、長期的な変化に対して確たることが言えない状況なので、
もっと研究データが欲しいところ。

上記の論文は2017年のものではありましたので、追加された情報などが発表され次第記事にします。