【嚢胞性繊維症】に対する理学療法のエビデンスについて【医療従事者】

今回は嚢胞性繊維症に対する胸部振動装置について

難病の1つである嚢胞性繊維症は、気道粘膜などの粘液の粘度が増加するため呼吸困難や、他の疾病のリスクがあるとされています。

今回はそれに対する方法として高周波振動装置などのエビデンスについて紹介します。

研究内容

35件の研究(合計1138人の参加者)が選択基準を満たした。
研究の期間は、最大1週間から1年までさまざまです。

1秒間の強制呼気量が最も頻繁に測定された結果であり、多くの研究では、研究前と比較して振動デバイスを使用している人々の改善が報告されましたが、異なるデバイスを相互にまたは他の気道と比較した場合、差はほとんどありませんでした。

ある研究では、呼気陽圧と比較した場合に高頻度の胸壁振動を使用しながら、抗生物質を必要とする増悪の頻度の増加が確認されました。

結論


振動が他の理学療法よりも全体的に多かれ少なかれ効果的な介入であるという明確な証拠はありませんでした。さらに、あるデバイスが別のデバイスより優れているという証拠はありませんでした。呼気陽圧と比較して振動装置を使用している間に抗生物質を必要とする増悪の頻度の増加を示す1つの研究からの発見は、重要な資源の含意があるかもしれません。より適切なパワーの長期ランダム化比較試験が必要であり、測定される結果には、増悪の頻度、個人の好み、治療の遵守、および治療に対する一般的な満足度が含まれる必要があります。治療へのアドヒアランスの増加は、運動耐性や呼吸機能などの他のパラメーターの改善につながる可能性があります。嚢胞性線維症の患者において、振動デバイスと他の形態の気道クリアランスを組み合わせたものが有効であるかどうかを評価するには、追加の証拠が必要です。証拠の品質を評価するためにGRADEメソッドを使用して、これを低品質または非常に低品質であると判断しまし

モリソンL、ミルロイS.嚢胞性線維症の人々の気道クリアランスのための振動装置。Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue5。アート。番号:CD006842。DOI:10.1002 / 14651858.CD006842.pub4。 

まとめ 

理学療法による介入方法でしたが、確証たる証拠が得られなかった振動による介入。

他の方法と比較してもこの方法が優れている。と言い切れはできませんが、
振動方法自体が意味のないものでもないようですので、どの方法を選択するのかはその患者の経過にもよる。ということだそうで。