【統合失調症】に対する音楽療法のエビデンスについて【医療従事者】

今回は統合失調症に対する音楽療法について

統合失調症、統合失調症様に対するセラピーとして音楽療法が選択されることがあります。

非言語的な方法であるため、場合によっては好まれることも有りますが、
方法のエビデンスはあるのか?という論文を紹介します。

研究内容

合計1215人の参加者による18の研究が現在含まれています。
これらは、短期、中期、長期にわたる音楽療法の効果を調べたものであり、治療用量は7から240セッションまでさまざまです。
全体として、ほとんどの情報は、バイアスのリスクが低いか不明確な研究からのものです

標準治療と比較した音楽療法の全体的な状態に対するプラスの効果が見つかりました。他の結果に利用できるバイナリデータはありませんでした。

中期連続データは、陰性症状の評価尺度を使用して、陰性症状に対する音楽療法の良好な効果を特定しました
ポジティブおよびネガティブ症状スケールの一般的な精神状態のエンドポイントスコアは、音楽療法の方が優れていました。

機能評価のグローバル評価を使用した中期平均エンドポイントスコアは、一般的な機能に対する音楽療法の効果を示しませんでした

しかし、音楽療法の肯定的な効果は、社会的機能および生活の質の両方で見つかりました
悪影響、サービスの使用、サービスへの関与、またはコストに関する利用可能なデータはありませんでした。

結論


中程度から低品質のエビデンスは、標準治療への追加としての音楽療法が、統合失調症または統合失調症様障害の人々の全体的な状態、精神状態(否定的および一般的な症状を含む)、社会的機能、および生活の質を改善することを示唆しています。しかし、効果は研究間で一貫性がなく、音楽療法のセッション数と提供される音楽療法の質に依存していました。さらなる研究は、特に音楽療法の長期的影響、用量反応関係、および音楽療法に関連する結果測定の関連性に対処する必要があります。

Geretsegger M、MösslerKA、BieleninikŁ、Chen XJ、Heldal TO、Gold C.統合失調症および統合失調症様障害のある人に対する音楽療法。Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue5。アート。番号:CD004025。DOI:10.1002 / 14651858.CD004025.pub4。 

まとめ 

音楽療法は聞くだけでも良いですし、参加、自分で弾くなど様々な選択肢がある治療方法の1つです。

それらのどれが?ということについては言及されていませんが、音楽療法自体の質に触れている内容がありますので、音楽療法士による音楽を提供されるということが考えられる結論かと。

是非お試しを。