【膝蓋腱障害】に対する介入のエビデンスについて【医療従事者】

今回は膝蓋腱障害に対する介入について

膝蓋腱障害の代表格であるジャンパーズニー。

名前の通り跳躍が頻繁に繰り返される競技などで良く起きる障害なのですが、
この症状に対する介入のエビデンスについて紹介します。

研究内容

2件の試験(92名の参加者)が選択基準を満たした。
両方の試験の参加者は、12か月間追跡されました。

どちらの試験も手術をプラセボ手術と比較しませんでした。

1件の試験(無作為化参加者40人)は、観血的外科的切除と偏心運動を比較し、別の試験では関節鏡手術と硬化注射(無作為化参加者52人)を比較した。

介入の性質により、参加者も調査者もグループの割り当てを知らされておらず、パフォーマンスと検出バイアスの可能性がありました。

一部の結果は選択的に記録されず、報告バイアスにつながりました。
全体として、これらの研究から得られた証拠の確実性は、バイアスの可能性によるすべての結果について低く、サンプルサイズが小さいため不正確でした。

奇抜なエクササイズと比較して、確実性の低いエビデンスは、膝の痛み、機能、または成功の全体的な評価に関して、外科的切開が臨床的に重要な利点をもたらさないことを示しています。

結論


他の治療的介入、すなわち奇抜な運動や注射剤よりも手術が有益かどうかは不明です。確実性の低いエビデンスは、膝蓋腱障害の手術は、痛み、機能、または参加者が報告した治療の成功に関して、偏心運動よりも臨床的に重要な利益をもたらさない可能性があることを示していますが、硬化注射と比較した場合、臨床的に意味のある痛みの軽減および治療の成功をもたらす可能性があります。ただし、今後の研究によりこれらの結果が変わる可能性があります。証拠は、サンプルサイズが小さくバイアスの影響を受けやすいため、2つのレベルに格下げされました。研究著者が有害事象の報告に失敗したため、手術に関連する追加のリスクがあるかどうかは不明です。手術は後期膝蓋骨腱障害の臨床診療に組み込まれているようです。

ダンM、フィリップスA、ジョンストンRV、ハリスアイオワ。膝蓋腱障害の手術(ジャンパーの膝)。系統的レビューのコクランデータベース2019、第9号。番号:CD013034。DOI:10.1002 / 14651858.CD013034.pub2。 

まとめ 

手術は注射よりもいいかも知れないが、運動療法の方に利点があるのかも?となる結果でした。

サンプル数が少なめな結論であるため、そういった結果もあるぐらいな受け取り方をしていますが、なんにせよ手術か保存療法を選択する時は、提供者とよく相談して決める必要がある。ということでしょうね。