【不妊】の女性に対する介入のエビデンスについて【医療従事者】

今回は受精能が低下している女性に対する薬理学的介入について

不妊治療については、その辛さや体験談などがしばしばメディアに取り上げられることもありますが、単に精神的にツライ問題ではなく、介入による有害作用も気にはなること。

その中での薬理学的介入のエビデンスについて紹介します。

研究内容

19の研究が対象となり、1,937,880人の参加者が含まれます。

一般集団管理グループのない不妊女性を含む6件の適格な研究では、卵巣刺激薬への曝露は子宮内膜がんのリスクの増加と関連していなかった。

一般集団を対照グループとして使用した15の適格な研究では、卵巣刺激薬への暴露後にリスクが増加することが判明しました。

受精能のない女性に限定された5件の適格な研究(92,849人の参加者)が、クエン酸クロミフェンへの曝露について報告した。
プールされた研究は正の関連性を示しています。

4つの研究では、一般的な人口管理グループと比較して、クエン酸クロミフェンを必要とする不妊症の女性における子宮内膜がんのリスクの増加が見つかりました。
これらのデータは、関連がクロミフェンを必要とする根本的な条件によるものなのか、それとも治療自体によるものなのかを教えてくれません。

暴露していない生殖能力のない女性を対照として使用すると、ゴナドトロピンへの暴露は子宮内膜がんのリスク増加と関連していた。

結論


現在利用可能なエビデンスの統合では、エビデンスの質が非常に低いため、堅牢な結論を引き出すことができません。妊娠しにくい女性の卵巣刺激薬としてのクエン酸クロミフェンへの曝露は、特に2000 mgを超える用量(7を超える)のサイクルで子宮内膜がんのリスクの増加と関連しているようです。これは主に、薬物自体への暴露ではなく、多嚢胞性卵巣症候群などのクエン酸クロミフェンによる治療を必要とする女性の潜在的な危険因子による可能性があります。ゴナドトロピンへの暴露に関する証拠は決定的ではありませんでした。

Skalkidou A、Sergentanis TN、Gialamas SP、Georgakis MK、Psaltopoulou T、Trivella M、Siristatidis CS、Evangelou E、Petridou E.不妊症のための卵巣刺激薬で治療された女性における子宮内膜がんのリスク Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue3。アート。番号:CD010931。DOI:10.1002 / 14651858.CD010931.pub2。 


まとめ 

紹介した論文からでは用量により、子宮内膜癌との関連性が示唆されています。

しかし、薬物自体の作用と言うよりは投与される女性側の危険因子との関連性が可能性として挙げられていますので、慎重に治療をおこなっていきたいところ。

こういったリスクもあるため、不妊に悩んでいる人は子供。という目的だけを見ずに一度リスク面も考慮しなければならないため、精神的負担は大きなものになるのかと。