今回は亜鉛について
栄養素と効くと食事バランスのとれていなさから、不足しているのでは?と不安になることもあります。
亜鉛に関して欠乏しやすい状況とは?欠乏している時の症状は?ということを紹介します。
亜鉛欠乏症になるリスクの高い人
・消化器疾患や胃腸手術を行った人
単に栄養素の吸収が阻害されやすい状況下にあると、亜鉛も欠乏しやすいです。
そして、慢性的に下痢になっている状況も亜鉛欠乏を起こしやすいと考えられます。
・ベジタリアン
菜食主義者の食生活になると、そうでない食環境と同様の亜鉛を摂るためには通常よりも50%増しぐらいな亜鉛をせっしゅする必要があるとされます。
発酵させている穀物を摂ることが亜鉛の摂取を増やすヒントになるようです。
・妊娠中、授乳中の女性
胎児が亜鉛を要求するため、妊娠中や授乳中の女性は不足しがちになるようです。
また、授乳中の子供で7~12ヶ月の月齢で母乳のみの子供も亜鉛不足になりやすいそうです。よって食品や亜鉛を含む調整剤などで補給することが望ましいとのこと。
・アルコール依存症
腸吸収が悪くなりやすいアルコール依存症になると、吸収だけではなく尿中の排泄が増加してしまうため、30~50%のアルコール依存症の人は亜鉛欠乏症である。とのデータもあります。
欠乏していると起きる健康状況
・成長遅延
・食欲不振
・免疫機能不全
一般的にはこれらの障害が起きてきますが、深刻になってくると脱毛、下痢、性機能低下、眼や皮膚の病変、体重減少、創傷治癒遅延、味覚異常、精神的無気力などが起きてきます。
亜鉛欠乏=味覚異常されることもありますが、そうなるときは欠乏状態は深刻なのかもしれません。
まとめ
欠乏しているから多く摂らないといけない。という気持ちになることは当然なのでしょうが、推奨されているのは適切な範囲での摂取です。
まず、全体的なカロリー、そして亜鉛が多く含まれているような食品"も"食べる。
そういった方法が望ましいようですが、深刻な症状が出ている際は専門機関でしっかり診てもらった方が良いです。