【基礎知識】腋窩神経機能障害の基本的概要、対処法について【医療従事者】

今回は腋窩神経機能障害について

肩の機能障害などに結び付けられる末梢神経障害である腋窩神経障害。

それについての基本的な概要と対処法について紹介します。

概要

末梢神経障害である腋窩神経障害は、肩とその周囲の皮膚、三角筋を制御する神経が、
以下の原因によって障害されることです。

原因

・外傷
・腋窩神経の長期的な圧迫
・身体的機能上の神経への圧迫
・肩の怪我

一般的にはこれらが考えられますが、さらに以下のような要因も考えます。

・神経炎症を引き起こす全身性障害
・深部への感染症
・上腕骨の骨折
・ギプスや副子の圧迫
・松葉杖の不適切な使用
・肩関節脱臼

症状

症状として
・肩の痺れ
・肩の脱力感

医療従事者は上記の兆候に加え、筋委縮を確認しなければなりません。

そして、本症が確認され次第抗炎症薬、鎮痛剤、理学療法が行われます。

まとめ

不意な外傷によるきっかけで本症が起こることもありますが、
ギプスや副子など医療従事者のミスにより起こることもあり得ます。

わかってるし、当然起きないよ、と思考を辞めていれば起きるかもしれません。

基本的に防げる症状でもありますので、自らの手で起こさないようにお気を付けを。


Steinmann SP、Elhassan BT。肩に関連する神経の問題。In:Rockwood CA、Matsen FA、Wirth MA、Lippitt SB、Fehringer EV、Sperling JW、eds。ロックウッドとマッセンの 『肩』第5版 フィラデルフィア、ペンシルバニア:エルゼビア。2017年:第18章テイラーKF。神経の閉じ込め。In:Miller MD、Thompson SR、編 DeLeeとDrezの整形外科スポーツ医学:原則と実践。第4版 フィラデルフィア、ペンシルバニア:エルゼビアサンダース; 2015:58章。