【女性】の骨盤内炎症性疾患に対する抗生物質のエビデンスについて【医療従事者】

今回は骨盤内炎症性疾患と抗生物質について

女性に見られる感染性疾患で様々な経路から抗生物質が投与されるそうで。

しかし、これらの抗生物質のエビデンスについてはどうなのか?という研究を紹介します。

研究内容

37件のRCT(6348人の女性)を含めました。

アジスロマイシンとドキシサイクリン

軽度から中等度のPIDの治癒率に2つの薬物の違いの明確な証拠はありませんでした。
バイアスのリスクが低い単一の研究に限定された感度分析では、アジスロマイシンは軽度から中等度のPIDでの治癒を達成する上でドキシサイクリンよりも優れていました。

キノロン対セファロスポリン

軽度から中等度のPIDの治癒率に2つの薬の違いの明確な証拠はありませんでした。

ニトロイミダゾールとニトロイミダゾールの使用なし

ニトロイミダゾール(メトロニダゾール)群と、軽度から中程度のPIDの治癒率で嫌気性菌に対する活性を持つ他の薬剤を投与された群との間に決定的な証拠はありませんでした。

バイアスのリスクが低い研究に限定された感度分析では、調査結果は主な分析と実質的に異ならなかった。

クリンダマイシン+アミノグリコシド対セファロスポリン

軽度から中等度のPIDの治癒率に2つのグループの間に明確な証拠はありませんでした。

結論


PIDの治療において抗生物質の1つのレジメンが他のどのレジメンよりも安全または効果的であるという決定的な証拠は見つかりませんでした。バイアスのリスクが低い単一の研究から得られた中程度の品質のエビデンスは、軽度から中程度のPIDの治療に、マクロライド(アジスロマイシン)がテトラサイクリン(ドキシサイクリン)よりも効果的であることを示唆しています。私たちのレビューでは、CDCが現在使用および言及している薬物のみを考慮しました。

Savaris RF、Fuhrich DG、Duarte RV、Franik S、Ross J.骨盤内炎症性疾患に対する抗生物質療法。Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue4。アート。番号:CD010285。DOI:10.1002 / 14651858.CD010285.pub2。 

まとめ 

重症度と投与される薬物の種類によっては効果があるような結論でしたが、
それが決定的なものではない。ということに

ちなみにPIDというのは、女性生殖器に起きる炎症で妊娠可能な年齢に起こりやすいものだそうで。

効果的な治療が行われない場合は、不妊症にも関連してくるそうですので、しっかりと利益がある方法が見つかり次第記事にします。