【嚢胞性繊維症】に対する経口サプリメントのエビデンスについて【医療従事者】

今回は嚢胞性繊維症に対する経口サプリについて

常染色体劣性遺伝病である本症は、塩化物イオンの移送能が通常と異なるため、
体内の分泌物の粘度により呼吸器系に障害を起こす難病の1つです。

この症状では栄養不足も起こりやすいため、経口摂取できるサプリメントで改善できるか?のエビデンスについて紹介します。

研究内容

21件の試験を特定し、3か月~1年の期間で継続した131人の参加者からの結果を報告する3件を含めました。

2つの試験では、サプリメントを追加の栄養アドバイスと比較し、1つは介入なしと比較しました。

含まれた2件の試験では、子どものみを募集しました。

ある試験ではグループの臨床状態がベースラインで不均一にバランスしているように見え、別の試験では配分の隠蔽に関する懸念がありました。

体重、身長、肥満度指数、zスコア、または栄養または成長の他の指数の変化について、サプリメントまたは食事のアドバイスのみを受け取った人々の間で有意差はありませんでした。

結論


オーラルカロリーのサプリメントは、嚢胞性線維症の中程度の栄養失調児を超えると食事指導の使用上の単独監視の栄養管理に任意の追加の利益を与えません。栄養補助食品を使用することもできますが、必須と見なすべきではありません。嚢胞性線維症および急性体重減少を有する人々における短期経口タンパク質エネルギーサプリメントの役割を確立するため、さらに嚢胞性線維症または進行肺疾患、またはその両方を有する成人の長期栄養管理のためにも、さらなるランダム化比較試験が必要です。

Smyth RL、Rayner O.嚢胞性線維症のための経口カロリーサプリメント。Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue5。アート。番号:CD000406。DOI:10.1002 / 14651858.CD000406.pub5。 

まとめ 

結論からは本症に対して経口摂取サプリメントによる有益性は確認できず、栄養管理の利点はないようです。

一般的には腸閉塞に対する薬物療法と、栄養不足を補うための栄養指導を行うようです。

予後の経過も悪化の一歩を辿るものでもないようですが、
栄養管理という点でサプリメントは頼るべきではないのかもしれません。