【禁煙】タバコのパッケージを変更することと禁煙のエビデンスについて【医療従事者】

今回は煙草のパッケージ変更と喫煙率について

禁煙したいけど、中々止められない!という方は多くいると聞きます。

増税など金銭的な面で継続を諦める人がいるという中でも、中々に止めることが出来ないということも耳にします。

紹介する研究論文では、煙草のパッケージを変更することで喫煙率を下げることが目的とされています。

研究内容

51件の研究が選択基準を満たし、約80万人の参加者が参加しました。

若者と非喫煙者の行動結果を評価した研究はほとんどありません。

5つの研究が主要な結果を評価しました。

1つの観察研究では、オーストラリアで標準化されたパッケージングの1年後まで、700,000人の参加者の喫煙率を評価しました。

4つの研究が9394人の参加者の消費を評価しました。

これには、3つの小規模な研究に加えて、8811人の現在の喫煙者に関する一連のオーストラリア全国横断調査が含まれます。

摂取、中止、または再発防止を評価した研究はありません。

オーストラリアの喫煙率に対する標準化されたタバコのパッケージングの影響を評価する研究には、交絡因子を調整した場合、パッケージングの変更前と変更後を比較するとオッズが3.7%減少するか、喫煙率が0.5%低下したことがわかりました。

結論


利用可能な証拠は、標準化された包装が喫煙率を低下させるかもしれないことを示唆しています。このレビューの時点で標準化されたパッケージングを実装した国は1つだけであったため、この効果の証拠を提供する1つの大規模な観察研究から証拠が得られます。喫煙行動の減少は、オーストラリア政府が定期的に収集したデータによって裏付けられています。標準化されたパッケージングが非行動の結果(訴えなど)に及ぼす影響に関するデータはより明確であり、観察された有病率の低下と一致するもっともらしい効果のメカニズムを提供します。標準化されたパッケージングは​​さまざまな国で実装されているため、研究プログラムを開始して、タバコの使用率、行動、摂取に対する長期的な影響を把握する必要があります。標準化されたパッケージングがタバコの使用を増やす可能性を示唆する証拠は見つかりませんでした。


McNeill A、Gravely S、Hitchman SC、Bauld L、Hammond D、Hartmann-Boyce J.タバコの使用を減らすためのタバコ包装デザイン。Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue4。アート。番号:CD011244。DOI:10.1002 / 14651858.CD011244.pub2。 

まとめ 

ここでいう標準化されたパッケージと言うのは、現状の煙草の包装によくあるデザイン性を無くしたものです。

色、形状、サイズなどを均一にすること。という方法による介入で、よくある注意喚起とは異なります。

煙草に対する明るいイメージなどを払拭することも、喫煙率の低下に繋がるようですので、この1つの結論を見てもパッケージを変えないとすれば"企業"の利益に関係することが考えられます。

社会的に喫煙を減らそうとする動きとこれらの矛盾はそういうことなのかと。