【カウンセリング】臨床医が電話相談スキルを習得するエビデンスについて【医療従事者】

今回は臨床医の電話相談スキルを向上させる介入について

臨床現場において、電話で病状相談されることは少なくはないようです。

需要のある電話相談をスキルとして捉えた場合、それを体系化しトレーニングを実施際にはエビデンスとして研究はあるのか?ということについて紹介します。

研究内容

1989年に実施された非常に小規模な対照前後研究を1つ特定しました。
この研究では、検証済みツールを使用して、小児居住者の病歴把握と症例管理スキルに対するトレーニング介入の効果を評価しました。

介入なしと比較して差は報告されなかったが、著者は定量分析を報告せず、追加データを提供できなかった。
この研究は、バイアスのリスクが高いと評価しました。
グレードに基づいて、エビデンスの確実性は非常に低いと評価したため、この介入により臨床医の電話スキルが向上するかどうかは不明です。

臨床医の電話コミュニケーションスキルを向上させるためのトレーニング介入が患者のプライマリアウトカムとして、検証済みツールまたは生物医学マーカーまたは患者の行動、患者の罹患率または死亡率、患者の満足度、緊急度評価の正確性または有害性によって測定されるヘルスアウトカムを改善するためのトレーニング介入の効果を評価する研究は見つかりませんでした。

結論


電話相談スキルは、遠隔技術の幅広いセットの一部であり、その重要性は、情報技術のサポートにより遠くから医療が提供されるにつれてますます重要になっています。それにもかかわらず、電話相談研究から具体的に得られた証拠は入手できず、現時点での臨床医の訓練は、これらの2つのコミュニケーションの次元間の違いを考慮しない対面コミュニケーションに基づく研究とモデルによって導かれる必要があります。臨床医の電話相談スキルに対するさまざまなトレーニング介入の効果と、患者の転帰に対するその影響を評価する、より多くの研究が緊急に必要です。

Vaona A、Pappas Y、Grewal RS、Ajaz M、Majeed A、Car J.臨床医の電話相談スキルを向上させるためのトレーニング介入。Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue 1. Art。番号:CD010034。DOI:10.1002 / 14651858.CD010034.pub2。 

まとめ 

現時点ではエビデンスとして電話相談をスキル化して、トレーニングを行った結果が患者にどう影響があるのかを証明することは出来ないようです。

しかし、カウンセリングが必要な病状と言うものは多くありますので、これらのスキルが全くの無駄ということにはならないのかと思われます。

エビデンスとしてこれが最も良い方法!と言えることはありませんが、
心理カウンセリングなどの技術は使えるのではないのか?とも思っています。

電話相談の際もそうですが、必ずしも相談=解決を望んでる。ということでもないため、
学んだことのない医療従事者は一度それらの専門書をご覧になってみてください。