【腹部大動脈瘤の手術】の方法に関するエビデンスについて【医療従事者】

今回は腹部大動脈瘤の治療法について

破裂した腹部大動脈瘤の治療法として開腹手術と低侵襲性の血管内手術の選択肢があるようで。

低侵襲性とあるぐらいですので、そちらの方が手術後の合併症や疼痛などの問題も少なくなりそうなもの。

それを比較する研究論文を紹介します。

研究内容

このレビューには4つのランダム化比較試験を含めました。

RAAAの臨床的または放射線学的診断を受けた合計868人の参加者は、eEVARまたは開腹手術のいずれかを受けるように無作為化されました。

バイアスの全体的なリスクは低かったが、週ごとにブロック単位でランダム化を行い、配分の隠蔽と盲検化を行わなかった研究を選択バイアスのリスクが高いと考えた。

別の研究ではランダムシーケンスの生成が適切に報告されず、選択バイアスのリスクにさらされ、2つの研究の能力が不十分でした。

30日間(または院内)死亡率に対する2つの介入の違いを支持する明確な証拠はありませんでした。

3つの研究から128人の参加者に合計44の内部漏れイベントがありました。

結論


現在、このレビューの結論はデータの不足により制限されています。利用可能なデータから、eEVARとオープン修復の30日間の死亡率に差がないことを示唆する中程度の品質の証拠が見つかりました。eEVARが腸管虚血の減少と関連している可能性はありますが、十分な情報に基づいた結論を下すには合併症に関する十分な情報が提供されませんでした。生存と晩期合併症の両方について、長期的なデータが不足していた。RAAAの治療のためのeEVARと観血的修復を比較する、より質の高いランダム化比較試験は、1つの方法が他の方法より優れているかどうか、または関連する結果に関して方法に違いがないかをよりよく理解するために必要です。

アナグマS、フォースターR、ブレアPH、エリスP、キーF、ハーキンDW 破裂した腹部大動脈瘤の血管内治療。Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue5。アート。番号:CD005261。DOI:10.1002 / 14651858.CD005261.pub4。

まとめ 

限られた結論の中ではどちらの方法でも差がないとのこと。

手術法は選択はしたものの、行う際はどちらかの方法しか行えない為、あっちが良かった・・・とならないものですので、手術を行う側でないとどちらが良いなんてわかり辛いもの。

開腹手術でないとダメなのです。

と言われたらそれを鵜呑みにするしかありませんので、こういった論文の結論はありがたい内容で。