【ビタミンE】に認知機能の改善が期待されているが、効果のエビデンスについて【医療従事者】

今回は認知機能とビタミンEについて

認知機能が低下するアルツハイマー病や軽度の認知症に対して、
抗酸化作用があるビタミンEは認知機能の改善に期待がされているようで。

そんな話は聞いたことがありませんでしたが、この作用にエビデンスがあるのか?ということを紹介します。

研究内容

4つの試験が選択基準を満たしましたが、AD集団(n = 304)とMCI集団(n = 516)の2つの試験からプロトコルに従って結果データのみを抽出できました。

アルツハイマー病評価スケールのベースラインからの変化で測定した認知症に対するビタミンEの臨床的に重要な効果の証拠は、ADの人では発見されませんでした。

ビタミンE群とプラセボ群の間に、6〜48ヵ月にわたって少なくとも1つの重篤な有害事象を経験するリスクの違いの証拠はありませんでした。

36か月にわたるADによるMCIから認知症の可能性への進行の確率にビタミンEが影響したという証拠は見つかりませんでした。

研究の著者らは、ビタミンEが認知機能、全体的な重症度、または日常生活の活動に対する効果においてプラセボと異なるという証拠を発見しませんでした。
また、より一般的に報告された有害事象におけるグループ間の違いの証拠もありませんでした。

結論


MCIの人に与えられたビタミンEのα-トコフェロールが認知症への進行を妨げるという証拠、またはMCIまたはADによる認知症の人の認知機能を改善するという証拠は見つかりませんでした。ただし、ADの機能低下を遅らせる可能性があるという単一の研究からの適度な質の証拠があります。このレビューの試験では、ビタミンEは重篤な有害事象または死亡のリスク増加と関連していませんでした。これらの結論は前回の更新から変更されていますが、少数の試験と参加者に基づいているため、さらなる研究が結果に影響を与える可能性が非常に高いです。

ファリーナN、ルウェリンD、アイザックMGEKN、タベットN。アルツハイマー型認知症および軽度認知障害に対するビタミンE。Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue4。アート。番号:CD002854。DOI:10.1002 / 14651858.CD002854.pub5。 

まとめ 

動物実験などで認知機能の改善に期待がされていたため、ヒトでも同じような結果が期待されていましたがこのような結果に。

どうしても飲みたい!というのであれば止めはしませんが、
あまり過度な期待はなさらないほうが・・・