【胸部外傷】の外科的、非外科的治療の比較に対するエビデンスについて【医療従事者】

今回はフレイルチェストに対する介入について

胸部外傷というと交通事故などの強度の衝撃で負ってしまう印象になりますが、
保存的な治療か外科的な治療ではどちらの方が有益な結果となるのでしょうか?

胸部外傷の代表例でもある肋骨骨折などは、損傷度合いによっては保存的方法が好ましかったりもしますが、これらに関するエビデンスについて紹介します。

研究内容

123人を対象とした3つの研究を含めました。
参加者および研究者を治療グループに盲検化するために使用された方法は報告されていませんが、比較は外科的治療と医学的治療であるため、このバイアスを避けることは困難です。
2つの研究では、ランダム化シーケンスの隠蔽についての記述はありませんでした。

3件の研究すべてが死亡率について報告し、2件の研究で死亡が発生しました。
治療群間で死亡率の差の明確な証拠はありませんでした。

ただし、グループ間の違いを検出するには分析が不十分でした。

ランダム化および治療を受けた123人のうち、6人が死亡しました。
死因は肺炎、肺塞栓症、縦隔炎、敗血症性ショックでした。

手術にランダム化された人々では、肺炎、胸部変形および気管切開が減少しました。

機械的換気の期間、集中治療室滞在(ICU)の長さ、および病院滞在の長さは、3つの研究で測定されました。
レポートの違いにより、結果を組み合わせることはできず、個別にリストしました。
胸痛、胸部圧迫感、身体痛、および有害作用は、それぞれ1つの研究で測定されました。

結論


肺炎、胸部奇形、気管切開、人工呼吸の持続時間、およびICU滞在期間の減少において、外科的治療が非外科的管理よりも好ましいことを示す3つの小さな研究からいくつかの証拠がありました。これらの結果を確認し、死亡率に対する外科的影響の可能性を検出するには、十分なサンプルサイズを備えた適切に設計された研究が必要です。

Cataneo AJM、Cataneo DC、de Oliveira FHS、Arruda KA、El Dib R、de Oliveira Carvalho PE。フレイルチェストに対する外科的介入と非外科的介入。系統的レビューのコクランデータベース2015、第7号。番号:CD009919。DOI:10.1002 / 14651858.CD009919.pub2。 

まとめ 

保存的方法よりも外科的治療法の方が好ましい結果となりましたが、
状況によるものでありますし、本人の選択の有無を問わない状況下で実践されることもあることを考慮するとこの結果を知る。ということは家族がこういった状況にある場合に使うことが出来るのかもしれません。

助けてください!となっていると思われますので、「いや、保存療法で。」とはならないのかもしれませんが、こういった結果もある。ということもご存知ください。