【アキレス腱断裂】外科、非外科的な治療法に関するエビデンスについて【医療従事者】

今回は急性アキレス腱断裂に対する介入について

普段からケアに努めていてもブチっとなってしまうこともあるアキレス腱。

アキレス腱に大きく負荷が加わる、アキレス腱自体の変性が起きるなどの理由から断裂が起きることもありますが、切れてしまったことには対処するしかありません。

そんな対処法は外科的、非外科的な方法でどう利点があるのか?という論文について紹介します。

研究内容

844人の参加者を含む12の試験が含まれました。
1つの試験で2つの比較をテストしました。

品質評価では、多くの研究で、特に配分の隠蔽および評価者の盲検化の欠如に関して、方法論的厳密さが不十分であることが明らかになりました。

非外科的治療(6回の試験、参加者536人)と比較した観血的外科的治療は、再燃の統計的に有意な低リスクと関連していた。

スポーツ活動を含む機能的状態は、標準化されていないアウトカム指標を頻繁に使用するなど、さまざまであり、しばしば不完全に報告されており、結果は決定的ではありませんでした。

経皮的修復と比較した観血的手術修復は、感染リスクの上昇と関連していた。
数字が少ないため、これらの数字は慎重に解釈する必要があります。

同様に、異なる腱修復技術に関して決定的な結論を出すことはできませんでした。

結論


急性アキレス腱断裂の観血的外科的治療は、非外科的治療と比較して再燃のリスクを大幅に低減しますが、創傷感染を含む他の合併症のリスクを大幅に高めます。後者は、経皮的に手術を行うことにより軽減される場合があります。

カーンRJK、キャリースミスRL。急性アキレス腱断裂の治療のための外科的介入。系統的レビューのコクランデータベース2010、第9号。番号:CD003674。DOI:10.1002 / 14651858.CD003674.pub4。 

まとめ 

教科書通りな結論となっていますが、観血的な方法は経皮的に行われることでリスクが軽減されることも示唆されています。

アキレス腱断裂で一番困るのは再発だったりもする。ということを経験者からもお聞きしてますので、完全に断裂、部分的に断裂するなどの状況による治療方法を考える必要があります。