【カフェイン】の摂取が労働に影響を与えるエビデンスについて【医療従事者】

今回は労働とカフェイン摂取による介入について

交代制労働に従事する人にとって、長時間の業務や昼夜逆転する就労などの環境は劣悪たることが多いです。

そんな状況下ではヒューマンエラーによる負傷やミスも起こるものですが、
それを回避するためにカフェインで眠気を飛ばしてみたら?という研究があります。

研究内容

13件の試験が含まれました。

負傷の結果を測定したものはありません。

2つの試験でエラーを測定し、残りの試験では神経心理学的テストを使用して認知能力を評価しました。

エラーへの影響を評価する試験では、カフェインがプラセボと比較してエラー数を大幅に削減することがわかりました。

認知領域ごとのパフォーマンスに対するプール効果の推定値は、プラセボと比較した場合、カフェインが概念の形成と推論を改善しました。

ただし、言語機能と言語スキルに有益な効果はありませんでした。

カフェインの効果を仮眠と比較した1件の試験では、カフェイン群のエラーが有意に少ないことがわかりました。

カフェインと他の積極的な介入(仮眠、明るい光、モダフィニルなど)を比較する他の試験では、有意差は認められませんでした。

試験中の配分の隠蔽と選択的結果報告の存在の妥当性に対するバイアスの高いリスクがあります。

結論


カフェインは交替勤務者のパフォーマンスを改善するための効果的な介入かもしれませんが、負傷に対する影響を評価できる試験はありません。結果は、シミュレートされた条件下で若い参加者を対象とした研究から主に由来し、調査結果が高齢労働者と現実世界のシフト作業に一般化できる範囲は不明です。現在のエビデンスに基づいて、推奨レベル内でカフェインをすでに使用している健康な個人が、注意力を改善してそうするのをやめる理由はありません。他の潜在的な対策に対するカフェインの相対的な効果の評価は、将来の研究の焦点となるはずです。

ケールK、エドワーズPJ、フェリックスLM、ブラックホールK、ロバーツI. 系統的レビューのコクランデータベース2010年、第5号。番号:CD008508。DOI:10.1002 / 14651858.CD008508。 

まとめ 

カフェインはコーヒーなどの飲料から簡単に摂取できるため、この結果を試すということは安易に行うことができるため、試す価値は大いにあるのかと。

しかし、その効果のほどは限定的なものであるため、過度な期待をしながら実験することはおススメしません。

そしてカフェインを多量に摂取、規定量を超える摂取をしたところでパフォーマンスが改善するのかは定かではありませんので、規定にある量を摂取するだけが良いのかもしれません。