【股関節骨折】に対する末梢神経ブロックに関するエビデンスについて【医療従事者】

今回は股関節骨折の治療と末梢神経ブロックについて

年齢によっては股関節骨折を発生させやすくなってしまいます。

保存治療では対処できないとき、外科手術が選択されることがありますが、
治療後の痛みは1つのリスクとも言えます。

その痛みに対処するための末梢神経ブロックを評価するエビデンスを紹介します。

研究内容

31件の試験(参加者1760人、末梢神経ブロックに無作為化された897人、および局所遮断なしに863人)を含めた。

参加者373人を対象とした8回の試験の結果は、末梢神経ブロックがブロック配置から30分以内に運動時の痛みを軽減したことを示しています。

効果の大きさは、使用した局所麻酔薬の濃度に比例していました(P <0.00001)。

参加者676人を対象とした7件の試験に基づいて、急性錯乱状態のリスクに差は認められなかった。

131人の参加者を対象とした3件の試験で、肺炎のリスクの低下が報告された。

6か月以内に心筋虚血または死亡のリスクに差は認められませんでしたが、含まれる参加者の数は、これら2つの結果の最適な情報サイズを大きく下回っていました。

参加者155人を対象とした2つの試験では、末梢神経ブロックにより、手術後の最初の動員までの時間が短縮されたことが報告されました。

参加者75人を対象とした1件の試験では、鎮痛薬がシングルショットブロックとして投与された場合、鎮痛薬のコストがより低いことが示された。

結論


質の高いエビデンスは、局所的な封鎖により、ブロック配置後30分以内に運動の痛みが軽減されることを示しています。中程度の品質のエビデンスは、肺炎のリスクの低減、最初の動員までの時間の短縮、鎮痛レジメンのコスト削減(シングルショットブロック)を示しています。

グアイJ、パーカーMJ、グリフィスR、コップS.股関節骨折のための末梢神経ブロック。Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue5。アート。番号:CD001159。DOI:10.1002 / 14651858.CD001159.pub2。 

まとめ 

この結論からは末梢神経ブロックの寄与できる効果のほどが示されていました。

股関節骨折に関する研究でしたが、他の骨折に同様の効果があるのかはわかりません。

しかし、股関節骨折などの時間の掛かる治療にはこれらの使用からリハビリまでの導入を早めるためにも利用する検討はしても良いのかと。