【体外受精】とアスピリンのエビデンスについて【医療従事者】

今回は妊娠とアスピリンについて

妊娠率を改善するための治療薬としてアスピリンが選択されることがあるようです。

しかし、アスピリン自体には妊娠率についてどう。という結論は出ていないようですので、それを調査する研究がありましたので紹介します。

研究内容

この検索により、平均年齢35歳の合計2653人の参加者を含む13件の試験がレビューに含まれる資格があると特定されました。

1日あたり100 mgの用量を使用した10件の研究と80mgのアスピリンを使用した3件の研究です。
それらのほとんどで、アスピリンはダウンレギュレーションの開始直後に開始されましたが、治療期間は大きく異なりました。

8つの研究が対照群にプラセボを提供しました。

アスピリン群と、生児出生率の治療またはプラセボを受けていない群との間に差の証拠はありませんでした。
さらに、臨床妊娠率も2つのグループで同様でした。

バイアスのリスクが高い研究を除く感度分析は、効果の推定値を変更しませんでした。

超音波検査で確認された多胎妊娠に関して群間に差の証拠はありませんでした。

エビデンスの全体的な品質は、非常に低いものから中程度の範囲でした。制限は、研究方法の不十分な報告と出版バイアスの疑いでした。

結論


現在、一般的なIVF集団の妊娠率を改善するためにアスピリンを日常的に使用することを支持する証拠はありません。これは、ランダム化比較試験から得られたデータに基づいています。この試験では、アスピリンの使用による効果を示す単一のアウトカム指標がないため、現在、ARTを受けている女性に対するアスピリンの効果の証拠はありません。さらに、現在の証拠は悪影響の可能性を排除していません。
Siristatidis CS、Basios G、Pergialiotis V、Vogiatzi P. in vitro受精用のアスピリン。Cochrane Database of Systematic Reviews 2016、Issue11。アート。番号:CD004832 DOI:10.1002 / 14651858.CD004832.pub4。 

まとめ

アスピリンが妊娠に寄与できるという証拠はないようで。

しかし、こういった結論が出ているのにも関わらず治療薬として選択されていることもあるのかもしれません。

治療の選択として提示されるものに、数種類の選択肢がないと選ばざる得ないこともあるのかもしれません。

こういった治療の選択を迫られる場合は本人には冷静に選択することは出来ないのかもしれません。

家族やパートナーがこういったことを知っているだけでも多少は変わってくることもあるのかもしれません。