【鉄欠乏性貧血】静脈内投与した介入のエビデンスについて【医療従事者】

今回は鉄欠乏性貧血と静脈内投与について

鉄欠乏性貧血になると経口摂取などで補充することになることもあります。

経口摂取でも十分に効果は得られるエビデンスはありましたが、
血管内に注射する方が効きそうじゃね?という発想なのかそういったエビデンスがありました。

研究内容

このレビューには1074人の参加者による11の研究が含まれています。
データが得られた結果測定基準(ヘモグロビン濃度、生活の質のスコア、血清フェリチン、ピーク酸素消費量および軽度から中程度の有害作用)は、含まれた研究全体で類似していた。

すべての研究で重篤な有害事象の発生率はゼロでした。
特定のアウトカム指標として細菌感染を測定した研究はありません。

静脈内鉄療法は、プラセボと比較して臨床的意義が限られたヘモグロビン濃度のわずかな増加につながる可能性があることを発見しました

生活の質スコアおよびピーク酸素消費量は非常に質の低いエビデンスと関連しており、これらの指標に対する静脈内鉄の役割については不確かなままです。
フォローアップ終了時の血清フェリチンの結果についてのプールされた推定値、または極端な統計的不均一性による軽度から中程度の悪影響を提示することはできませんでした。
最終的に、メタ分析の結果にもかかわらず、すべての結果の低品質または非常に低品質の証拠は、さらなる研究が必要であることを示唆する以上の意味のある結果の解釈を排除します。
すべての主要な結果について試行順次分析を実行しましたが、どれも必要な効果サイズに達したとは言えませんでした。

結論


現在のエビデンスは、ヘモグロビン濃度の臨床的にわずかなわずかな増加をもたらす可能性があると述べることを超えて、様々な患者集団にわたる非貧血性鉄欠乏の治療のための静脈内鉄製剤の利点を示すには不十分です。ただし、この結果でも確実性は限られています。非貧血性鉄欠乏に対する静脈内鉄の有効性に関する堅牢なデータはまだ不足しており、実験室、患者中心、および有害作用の結果に対するこの療法の効果を評価するには、より大きな研究が必要です。

Miles LF、Litton E、Imberger G、Story D.非貧血性の鉄欠乏症の成人に対する静脈内鉄療法。系統的レビューのコクランデータベース2019、第12号。番号:CD013084。DOI:10.1002 / 14651858.CD013084.pub2。 

まとめ 

レビューアの結論としては利点の証拠としては不明な結果となっているようで。

文書内には僅かな効果があったようにもありましたので、
静脈内投与が好きな方はやっても良いのかもしれません。

私個人としては、軽度~中等度などの重篤度のスケールによって結果が異なってくるものなのか?ということは気になるポイントでした。