【予防】ハムストリングス損傷を予防するための介入のエビデンスについて【医療従事者】

今回はハムストリングス損傷を予防する介入について

スポーツ競技を楽しんでいると年齢などに関わらずに傷害を負うことがあります。

ハムストリングス損傷はその1例になりますが、傷害予防の方法にエビデンスがあるのか?ということについて紹介します。

研究内容

1919人の参加者を含む7つのランダム化比較試験が含まれました。

すべての試験には、主に若い大人が定期的なスポーツ活動に参加している人々が参加しました。

一部の試験は、盲検化の欠如や不完全な結果データなど、不十分な方法論によって妥協されました。

287人の参加者を含む4つの試験では、ハムストリング傷害の予防を直接目的とした介入が検討されました。

ハムストリング強化プロトコルをテストしたこれらのトライアルのうち3つは矛盾した発見を持ち、1つの小さなトライアルが利益を示した。
他の2つの試験では、介入群のハムストリング傷害の発生率が高く、有益性は認められませんでした。

ハムストリング損傷の所見は統計的有意性に達しませんでした。

ハムストリング損傷のデータが利用可能な下肢損傷を予防するための介入をテストする3つの試験では、固有受容プロトコル(2つのクラスターランダム化試験)またはウォームアップ/クールダウンおよびストレッチプロトコル(1つの試験)のいずれに対しても、ハムストリング損傷の統計的に有意な効果は見つかりませんでした。

結論


フットボールまたはその他の高リスク活動に参加している人々のハムストリング傷害を防ぐために使用される介入の有効性に関する結論を引き出すためのランダム化比較試験からの証拠は不十分です。手動療法の所見は確認が必要です。

 ゴールドマンEF、ジョーンズDE。ハムストリング傷害を防止するための介入。系統的レビューのコクランデータベース2010年、第1号。番号:CD006782。DOI:10.1002 / 14651858.CD006782.pub2。

まとめ 

ストレッチやアップ、クールダウンなどスポーツ現場では頻繁に行われているような手法に関する結論は上述の通りです。

スポーツ業界には神話のような手法が飛び交っているようにも思え、科学的に提供されるトレーニングなどが増加しているのにも関わらず医療的な面ではまだまだな印象です。

では何がよいのか?

そう思われるのかと思います。

直接打撲などに関しては防ぐ方法が限られてはきますが、自発的に動作した結果負傷することに関しては、動作自体の改善などの体の使い方でどうにかできそうですが、
それに関するエビデンスもいいものがないのでそういうことで。